【連載最終回】2015/5/1。2015/5/3。 二つのXデー。(2015シーズン)~オリックス・森脇監督休養によせて

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
今回が、森脇監督休養によせて、最終回になります。

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■今年の苦境こそが「お手並み拝見」だった。

なぜ、こんな事態になったのか…私は過去のシーズンを振り返った。
そして、気づいてしまった。

森脇監督は、一度も「シーズン中に」傾いたチームを立て直したことがなかったのだ。

13年は開幕こけて、そのまま。
去年は開幕直後以外、借金を抱えてすらいない。

つまり、つまづいたとき…それこそ「真価」が問われる段階を乗り越えたことがなかったのだ。
今年こそが、本当の意味で「お手並み拝見」。
そう考えながら、私は大量の借金と一緒にバファローズを見守ることにした。

■一筋の光~怒涛の5連勝。

4月半ばを過ぎて、一筋の光が差し始めた。
がんばろう神戸DAYの連勝などで勢いに乗り、5連勝。
その後、ちょろちょろ負けたりしたものの、なんとなくチームが立ち直ってきたのかな?
と手ごたえを感じ始めていた。

私の今季初観戦は4/30。
好投のこんちゃんに勝ちがつかないという、やきもき展開ながらも、
代打の神・竹原が走者一掃タイムリーで逆転勝利。

なんだかんだ、バファローズやっぱやるやん!
そんな思いを抱き始めていた。

しかし…

■2015/5/1。2015/5/3。 二つのXデー。

私の中では、この二試合が致命傷になったと思う。

※5/1の詳細はこちら。
※5/3の詳細はこちら。

二試合とも、 当然のように「勝っていないといけない試合」だった。

しかも、敗戦の原因は「首脳陣の色眼鏡」だった。

今年は調子のいい海田を「昨年の眼」でいつまでも信頼せず、
今年はお世辞にも調子がいいとは言えない「昨年の救援陣」を過信してしまった。

確かに、首脳陣の気持ちは分かる。
去年アレだけの成績を残したのだから、実績を買うのは自然。

だけど、実績は過去の話。
今、調子がいいメンバーがいないならともかく、
その色眼鏡起用が、調子のいいメンバーまで潰してしまった。
(海田・塚原のコンディションは、目に見えて春先より悪くなった。)
…皮肉にも、故障者が帰ってきたことが、チームの崩壊へと繋がってしまったのだ。

■「完封されなくてよかった。」

その次のカードとなったライオンズ戦。
バファローズは、もう「闘う」気持ちを失っていた。

大量点を失い、ポコーンとフライを打ち上げ、試合の大勢が決まってから思い出したように「反発力」を出す。

この三連戦で、私の中で「ある確信」が芽生えた。
もう、森脇監督は求心力を失ったんだ、ということを…。

第二戦で岡田が出した、「完封されなくてよかった」というコメントを聞いて、心底、絶望した。
…落ちるところまで、落ちてしまったのだ。
この現実と向き合うことは、ファンとしてとても辛く、悲しかった。

■「死に体そのものだった」5月。

5月の闘いぶりは、死に体そのものだった。
「結果を出さないといけないメンバー」だけが結果を出し、
「結果を出して当たり前」のメンバーは一向に結果を出す気配がなかった。

挙句、「判を押したような」役割固定采配がさらにエスカレート。
竹原は打点を挙げても右投手が出れば代打を出され、
塚原や海田は「結果を出しても」、元のメンバーが帰ってきたら無条件でビハインドピッチャーへ。

もはや、こんな野球おもしろくもなんともない。未来どころか、こんなの「過去」の野球。
観てる方がコレだけモチベーションが下がるのに、やってる方は…と考えると…ね。

そして、2015/5/31。
最下位カープに三連敗して自力優勝が消滅し、グッズが投げ込まれた。
…結局、この出来事が森脇監督にトドメを刺してしまった。

■監督の「人格への信頼」が仇になってしまった。

森脇監督が休養した際の各選手のコメントを聞くと、
監督の人格そのものへの信頼、これが皮肉にも仇となったのかな、と思った。
…監督がさえなくなったとき、選手は心中するように一緒に沈んでしまった。

これから、バファローズは福良監督代行と共に歩んでいく。
私が監督代行に期待したいのは、新たな人材の発掘を進めて、早急に勝利へのパターンを再構築すること。

80勝したことは、もはや過去。
新たなバファローズ作りに、しっかり着手してほしいと思う。

■森脇監督、お疲れ様でした。

最後に、森脇監督。お疲れ様でした。
勝負の世界ゆえに仕方ないとは思いますが、大変な心労もあったかと思います。
ゆっくり休んでいただきたいと思います。

トータルで見て監督としてはいただけないところもたくさんあったけれど、
去年のバファローズは間違いなく、夢を与えてくれるチームでした。
いちバファローズファンとして、感謝申し上げます。

■この連載を読んでくださったあなたへ。

そして、この長い連載を読んでくださったあなたへ。本当にありがとうございます。
もう一度、栄光に向かって舵を切っていくバファローズを、これからも応援していきたいと思います。

…願わくば、私が30歳になるまでに優勝してほしいです(注:あと二年以内) 。
そんな望みを持ちつつ、この辺りで筆をおきたいと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました!

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