【連載第四回】(2014年後半戦)勝ち進む猛牛軍団に感じていた、一抹の不安~オリックス・森脇監督休養によせて

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
今回が、森脇監督休養によせて、四回目になります。

※一回目はこちらのリンクからご覧ください。

※二回目はこちらのリンクからご覧ください。

※三回目はこちらのリンクからご覧ください。

■「必殺の左」がいない…。

首位争いを続けるバファローズを見ていて、私の中にはある「不安」が芽生えていた。

ひとつは、左の中継ぎ投手の不在だった。
二軍で好投を続けていた古川にチャンスが回らず、2014シーズンはずーっと調子が悪かった海田にばかりチャンスが回るという状況が続き、
そこそこ数字は上がっているのになぜか二軍に送られた中山…

そんなこんなで、左投手が不在のままシーズンの大事な局面を迎えてしまった。
大事な試合になるにつれ、実験する勇気は当然、なくなっていく一方。

この結果、左のワンポイントを起用したい場面であっても、比嘉、馬原、サトタツの酷使が止まらなくなってしまった。

このままでは、9月が絶対に危ない。
そう、予期せざるを得なかった。

■うまくいかなかった補強を「認める」のが遅れた。

そしてもう1点。
実はこっちが振り返ると大きかったのだが…

補強がうまくいかなかったことを「認める」のが遅れたこと。
コレが非常に大きな傷を残したということ。

何のことかと言うと、バトラーのことである。
正直な話、彼はチームの空気に全くフィットしなかった。
試合を見ていても、ひとりだけ覇気のない表情に見えた。
何をしていても、ぼんやり。
守備の動きも連係が不慣れなせいもあり、緩慢。

極めつけは西武ドームでの一戦。(2014/7/13)
バトラーが彼自身のホームランで試合を優位に進めていた…が。
守備では相変わらず、ステップが不安定で「見ちゃいられない」守備をしていた。

そして、事件は起こったー。

栗山の打球がレフトへ上がる…
おっ、これぐらいやったら捕れるやろうー。
このとき私は「T-岡田」の守備を基準にイメージしていた。

…しかし、彼はランニングキャッチに失敗し、グラブに当ててボールは転々…
最悪、単打で済むところをスリーベースにしてしまった。
その結果、逆転され一点差で敗戦。

…このプレー以外にも、彼の守備をはじめとする「姿勢の緩さ」が、
チームにもたらした不協和音は非常に大きかった。

■失われた「21試合」。

感情論ではないデータでお話しすると、
彼の出場試合の勝敗は、7勝13敗1分け。
しかも、このうち一勝はペーニャの代走で出ただけの試合である。
チームがトータル80勝したことを考えると、この数字は、たまたまではないだろう。

それなのに、彼をあんなに数多くの試合で使ってしまったこと…
(守備があの状態で、なおかつマルチ安打すら一試合しかなかったのに、21試合も出場)
コレは紛れもなく「現場の」失策である。
※同じ時期にチームに来た左腕のランズラーは、一試合も一軍で投げずに退団。

■こうしてチームは、「苦難の9月」へ…。

どのみち、中継ぎをガンガン使うスタイルだから、
前段で述べるまでもなく、9月は確実に苦しいだろうと思っていた。
だからこそ、まだ闘う体力のある7月の試合はもっと大事にしてほしかった。

積み重ねによって、後半になるにつれてジワジワと、
前半戦とは全く違う明らかに苦しい試合が増え始めたのである…

続きます。

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