こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日（なかび）なので、コラムを書こうかと思います。

今回のテーマは、吉田一将投手です。

■遅ればせながら、ひとりの男が今季初勝利を手にした。

9/10のマリーンズ戦。
遅ればせながら、ひとりの男が今季初勝利を手にした。
ただ、本来の先発のポジションではなく、リリーフで手にした勝利だった。

吉田一将。
前年のドラフト1位投手。
今年は、波に乗ることができないままここまで来てしまった。
（思えば、開幕前のケガで初登板が大きくズレたのが大きかったかな…）

皮肉にも、吉田の今季初勝利の前日には、同期のライバル東明が10勝をあげた。
当然、意識するところはあったんじゃないかと思う。

■調子がいいときは手が付けられない男、吉田一将。

昨年見ていた印象では、東明と比較すると正直吉田の方が良かった。
当時は変化球のレベルはトントンだったが、直球の質が吉田の方が良かった。
それこそ、調子がいいときは手が付けられない投球になるのが去年の吉田の特徴だった。

↓「あわや…」の快投を演じた吉田史上最高のピッチング。

こんな投球もあったので、当然期待せずにはいられなかった。
だからこそ、今年の成績は大誤算といって過言ではないと思う。
今年、私は吉田…というかベンチに対して、かなり辛辣なコメントをしているのは、 期待が大きかったことの裏返し。

■今年の吉田の去年との最大の違いとは？

今年の吉田の去年との最大の違いは、やはり直球のコントロールだと思う。
先発で痛い目に遭った試合では、決めの段階になって甘くなって痛打されて大量失点というパターンを何回も繰り返してしまった。（8/16のマリーンズ戦、8/23ファイターズ戦、8/30マリーンズ戦）

で、先述の23日の試合の時点で、自身4連敗。
（昨年分も含めるともっと長い。結果10連敗まで続いた。）
当然ながら、普通はチャンスをあげない。
そして案の定…というのが30日の試合だっただけに、私の怒りは頂点に達していた。

■たった「10日」で、一からやり直せる？

で、さすがにその直後二軍に送ったけれど、10日ほどして腰痛の平野佳寿の代わりに再昇格。
…もちろん、それは中継ぎとしてのモノだった。

私は、この再昇格には大反対だった。
首脳陣が「一からやり直す」という趣旨のコメントを残しているのに、そんなのたったの10日で出来るわけがないと思ったし、何より他の選手への悪影響も懸念された。
（吉田より、塚原や海田の方がリリーフとして働いてるのは、バファローズファンなら誰もがわかっていること。）

そもそも、あの初勝利の試合だって、内容的には「8失点」していても不思議ではない内容だった。
構えたところに投げられなかったボールを、井口が二打席続けて満塁で打ち損じた、というだけで…。

■構えたところに投げられていない男に、「7回の男」なんて務まる？

それなのに、この初勝利に味をしめてしまったベンチは、7回の男に吉田を起用し始めた。
投球内容を見ていれば、当然厳しい場面なんか任せられない状態なのに、だ。

こちらも案の定、登板3回中2回失点。（9/12マリーンズ戦、9/13ファイターズ戦）
正直、今の吉田には全く自信が感じられない。
必死なのは分かるけれど、視野が狭くて常にあっぷあっぷしている。

果たして、こんな状態の吉田を使うのが、彼のため、もといチームのためになるだろうか？
しかも本来は、先発をやってもらわなアカン男やんか。

■このまま、東明に水をあけられっぱなしでイイわけがない。

私は、吉田は「先発」として見たい。
リリーフ用に力を入れて投げると力んでコントロールを乱してスピンも不安定になるし、8割ぐらいの力でリラックスしているときに、ピッと伸びてくるあの「美しい真っ直ぐ」が生まれると思う。
あと、頼りにできる変化球がないのも、後ろには不向き。

ただし、リリーフに「本格的」に転向するなら、力を入れてもいい真っ直ぐ（最速は150km/h）が投げられるかもしれないし、そこはキャンプなどで試してほしいと思う。
（一軍の試合で試すな！と私は言いたい。）

このまま、東明に水をあけられっぱなしでイイわけがない。
吉田一将は、柱になれる投手。
来年こそは、さすがドラフト1位！って言える姿で一年間バリバリやってほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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