こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日に当たりますので、今日はコラムをお送りしたいと思います。

今日のテーマは、やきもきの象徴…かもしれませんね。
打線を向上させるために、なにが必要なのか、という面についてお話ししていきたいと思います。

■バファローズ打線、ほんと重症。

「ずっと点が入っていなかったので、貢献できてよかった。」

このようなニュアンスのことを話していたのは、先日から自身は好調をキープしているブレント・モレル。
もっとも、彼は好調だけれど、バファローズの打線は8月に入り、重症に陥っているのは皆様もご存知かと思います。
好調な彼でも、点が入っていないことを思い詰めているほどなのだから、打てていない選手がもっと思いつめているのは想像に難くないでしょう。

昨日こそようやく5点を取ったけれど、それまでの5試合は1、1、2、2、0。
あまりにも、お粗末と言わざるを得ないのが現状、ですよね。
昨日の試合だって、ハッキリ言うともっと点が取れたはず。

■目立っている、走塁意識の低さ。

なぜに、こんなにも点が入らないのか…
その答えの一つは、昨日解説の村上氏がお話ししていたけれど、走塁意識の面。

今年のバファローズは「あと一本が出ない…」ということを嘆くケースが多い。
そこで慎重になって、バント、バント…の確実な作戦を取ろうとするが、バントが決まらない。
さらに、決まったとして、結局そのバントのアウト分が「追い越せない」原因になって、勢いが付いていない。

で、こんな作戦をしなきゃいけなくなっている原因が、走塁意識の低さ、ということ。
特に、打球判断が甘く、抜ける！と思しき打球で躊躇してしまったり、ヒットではひとつしか進まないのか？というほど、消極的な場面が目立っているように、たしかに感じます。
こうなるぐらいなら、ひとつでも確実にバントで進めようか、みたいなね。

■では、なんで走塁意識が低くなったのか？

では、なぜに「走塁意識」が低くなったのか、という点。
ここをケアするのが私は大事だと思うんですよね。

私が感じるのは、やっぱり「ミス」への恐れ。
で、ミスが出ているのはなにか、と考えると、バントなどの細かい作戦。
そのミスが重なる原因は、もちろん選手自身がミスをしていることは当然あるんですけど、その「うまくいっていない」作戦に固執して、ミスを重ねさせているベンチワークが、結局のところルーツだと私は感じるんですよ。
悪循環をわざわざ作りに行っている、といいますか。

その固執の最大の悪例が、8/5のマリーンズ戦の8回の采配でしょう。
打てると目してスタメンに入れているハズのナカジに、ピンチバンターとして鈴木を送り、プレッシャーに負けた鈴木がバント失敗。
結局、追いつくことができなかった、っていう情けない結果になったわけでね。

で、こういう「ミス」を、「ダメなものはダメ」と、責めるだけで終わっているんじゃないか、と思うんですよね。
試合後にバント練習に走った、みたいな話、放送中によう聞きますけど、端から見たら追い込んでるようにしか感じないんですよ。
バント失敗がアカン、だから練習、なーんてことは選手が勝手にやることであって、言われてやることやないと思うんですよ。
首脳陣が教えてあげないといけないのは、「こうしたらラクになるよ、っていう心構え」だったり、端からみた「フォームの乱れ」だったり、そういうところに手を差し伸べていくことなんやないの？と思うんですよ。

■もっと、気分がラクに野球ができるようにしてあげてほしい。

8月は連続負け越しでスタートした一方で、7月は初めて勝ち越しましたよね。
このときは、そもそも作戦を打たないといけない試合が少なく、ミスをするような機会がなかったから余分なプレッシャーが少なかったんじゃないか、って思ったんですよね。

言ってしまうと、首脳陣が動けば動くほど、負けるのだと私は感じています。

以前の拙コラムで、勝つために必要な3つの勇気についてお話ししましたが…
今の福良氏に必要なのは、ギリギリまで動かない勇気、なのかもしれません。

選手に任せきって、結果の責任を自分が負いきる。

これをやるだけで、選手の思い切りは格段によくなる…と私は思います。
ミスを忘れて、身体というか、気分を軽く野球が出来る体勢を作ってあげてほしいと思うんですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます！

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