こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日に当たりますので、今日はコラムをお送りしたいと思います。
今日のテーマは、目下売り出し中の若手捕手、若月健矢捕手です。
■これは、本物なのか…?
これは、本物なのか…?
そんなことを感じさせたのは今年…ではなく、昨年の若月。
↓この試合が、注目の始まりでした…
10/1、シーズン最終盤。
気難しい発言や故障等で、チームに大きな迷惑をかけていたバリントンとのコンビで、見事勝利を手繰り寄せ、ベテランの岸田、不振だったサトタツも見事にリードし、一試合マスクをかぶり切りました。
ただ、当時はまだ2年目。
体力面やらももちろんどうなんだ、ってところもありましたし、キャッチングは「うーん…まだまだ…」って感じるところがあったのは事実。
正捕手候補、であることには間違いないけれど、過度の期待は禁物だと思っていました。
何より、伊藤がこのまま黙ってはいないやろう。そう思っていたんです。
■二けた失点を連発するチームの中で、無失点ゲームを演出。
しかし、チームは恐ろしいほどの低空飛行でスタート。
開幕して20試合足らずで二ケタ失点を4試合も繰り返し、投手コーチ、バッテリーコーチの責任問題に発展すると同時に、若月にもチャンスが訪れました。
そこで実力を見せつけたのが、4/14ファイターズ戦。
山崎福也とのコンビでシーズン初の無失点ゲームを演出。
特に、オープン戦で不遇だったさちやとのコンビで勝利できたところが印象深かったんですよね。
ただ、このころは打撃がお寒かった(降格時打率.125)のと、ミスが出ると集中力が落ちる悪癖が露呈し、4/26ホークス戦から一か月以上、長きにわたって降格。
コレを機に、正直あんまりチャンスないかもしれないな…そんな風に思っていたんです。
■伊藤も、山崎も、苦心のリードが続いていた。
ところが、5月~6月になってもチーム状態はなかなか上がって来ず…
3失点以下で収まったゲームが、5月はわずかに7試合だけ、という状態。
無難ではあるけれど、0に収まることはほとんどなく、やられると打撃で取り返せない山崎。
良いときは驚くぐらいの冴えがあるけれど、その逆の目も大きい伊藤。
特に首脳陣の苦心が見えたのがあの22失点のゲーム。
ある意味、あの説教で伊藤に向きそうな批判が鈴木コーチへと逸れていった面もあったけれど…
それでもやはり否の声が大きく、チームがなかなかまとまらない状態が続いていたんですよね。
一方で、山崎もあの6月のカープ戦で一気に信頼を落としてからは出番が激減し、7月アタマに伊藤と入れ替わりで二軍へ。
これが初の降格だったのことで、結構驚きました。
■チャンスが来たけれど、なかなか勝てずに苦しんだ6月…
そこで再び若月へとチャンスが向いてきたわけ、なんですけど…
なかなかチームが勝てず、若月にも批判の目は向いていたんですよね。
あんな若手でホンマにいけると思ってるなら大間違いや、とか、伊藤を干してまで使う価値あるの?とかね。
それでも、若月は潰れなかったのが良かったですよね。
リードは常に強気。ミスはあるけれど、弱気ゆえのミス、とかではなかったんですよね。
で、何よりも降格前と変わったのが打撃。
降格前.125だった打率が、今や3割を超える打率。
しかも、課題とされていたキャッチング面も、だいぶ良くなったと思います。
昨日こそ3つワイルドピッチ出ました(東明のは止めなアカンかった)けど、その他はほっとんど逸らしていないと思います。
で、配球面も「基本」に忠実だからこそ、裏かきも効いているんじゃないか、と思うんですよね。
日に日に、信頼感が高まっていっているのを感じます。
■若月には、「目の前のいま」を大事に頑張ってほしいと思う。
で、若月が今後、さらに伸びていく…
というか、潰れないために必要だと個人的に思うのが、とにかく「目の前のいま」を大事にしてほしいということです。
過去のデータ・経験だけじゃなくて、自分の目を信じ切る力。
この力さえあれば、リードは常に安定した状態で出来ると思うんですよね。
おそらくですが、今、若月が好調なのは、アタマだけで勝負せずに、しっかり目の前の打者を見ているからだと思うんですよね。
その象徴だったのが沖縄での西とバッテリーを組んだ試合。
西相手に折れずに投げさせて、見事三振を取ったのは「おおお…」って思いましたよね。
この先、もっともっと悔しいことや、カベに当たったりすることもあると思います。
ですが、目の前をしっかり見て、いまを大事にやっていければ、必ず乗り越えていけると思います。
現状、限りなく正捕手に一番近い位置にいるのは間違いないと思いますんで、このまま勢いを出して、頑張っていってほしいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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若月についてのコラム、待っていました(^^)
ありがとうございます。
いつも思いますが、試合中でも地に足がついているというか、動揺することもあるのでしょうが、何年も前からバファローズの正捕手のような雰囲気を持っていますよね。
これからも周りに流されず(ここが一番重要かも。でも若月なら大丈夫そう)、伊藤光と切磋琢磨してバファローズを支えて欲しいというのが1ファンの自分の願いです。
みやじまさん
コメントありがとうございます!
とりあえず、ピッチャーの調子に左右されてばたつかないところがいいですよね。
自分がミスっても、そこを気合いで取り返してやるぞ!って面が誰にでも伝わる形で出ていて、そこも素晴らしいです。
ほんと、周りに影響されないことが大事だと思いますんで、自分を信じてやっていってほしいと思います。
伊藤はキツイ日々が続いていますが、絶対に腐らずにやっていってほしいです。
若月にはこのまま頑張ってほしい。
ただ、後の二人はどうするのですかね・・・
伊藤は金子の時しか組まないし、伏見にいたってはスタメンマスクが今季1回も無いですしね・・・・
二人はここ最近出番も無い。出番はいつあるのかなと思っている。
ユーキさん
コメントありがとうございます!
伊藤も、金子としか組まなかったら当然リードは偏っていくでしょうし、伏見はマスクをかぶってすらいない…となると、どうしても基礎技術がね…
起用できるキャッチャーが多いってのは、いいことではあるんですけど、当然こういう悩みは出てきますよねー。
若月の活躍は、厳しい今シーズンの中で最も明るい話題だと思います。若月が定着して、伊藤光が争うとなれば、年齢も若いので、長期的にも安心ですね。ロッテは田村が定着しつつありますが、正捕手には苦労してるチームが多いので。
奈良人さん
コメントありがとうございます!
ほんと、そう思いますね。
これで伊藤がもう一度覚醒するきっかけになればさらに大きいと思いますしねー。
実は、バファローズは捕手大国ですよね。
他のチームは「仕方なく…」という感じで消去法的に捕手を決めきれずにいるチームが多いように感じますしね。
あのホークスの最大の弱点って、捕手ですしね。
生え抜きであった山崎を簡単に出した(FAで大物捕手を二人獲得ってどうなの?)ってことが意外と尾を引いている気がします。