【管理人コラムVOL.38】松葉が今後、「勝利」を重ねるために必要なこと。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日に当たりますので、今日はコラムをお送りしたいと思います。

今日のテーマは、今シーズン安定感が光る松葉貴大投手について、です。

■抜群の安定感を誇る、今年の松葉。

もっと勝たせてやれよ…いい加減…

またしても、好投しながらも松葉を勝たせることができなかった7/22ファイターズ戦後、そのような声がTW上に多く見られました。
松葉は今年、バファローズのローテの柱に近い場所で奮闘しています。
その働きはいまや、ほとんどのバファローズファンが認めるところではないでしょうか。
先発として投げた11試合のうち、試合を壊してしまった(4失点以上)のはわずかに2試合。
抜群の安定感が光ります。

■シーズン前の松葉は、惨憺たる調子だった…

ただ、シーズンイン前の松葉がここまでの働きをするとは、誰も思っていなかったのではないでしょうか。

キャンプ中の練習試合の2/14カープ戦ではあっという間に炎上してノックアウト。
2/24マリーンズ戦でもツーアウトから一気に4連打されて失点と、とても評価できる投球内容ではなく、トドメに3/2のオープン戦では6失点と、それこそ、今年はしばらくチャンスがないんじゃないか…と私は思いました。

なにせ、打たれ方も「制球を乱しランナーを溜め、置きに行って打たれる」っていうパターンばかりでしたからね。
シーズン前の評価は同じ左腕では、山崎福也に完全に軍配が上がっていたと思います。

■投手陣の不振で、舞い込んだチャンス。

しかし、そのチャンスがないんじゃないか…という見立てとは裏腹に、バファローズ投手陣の著しい不調によって、松葉にチャンスが。

4月の上旬に中継ぎとして登録されることになった松葉…
しかし、ここでもチャンスを活かせず(そもそも、起用法がどうなんだ、という話ですが…)、3試合中2試合で失点し敢え無く撃沈。

これでもう、本当に本当にがけっぷちに立たされた…というところで、先発のチャンスが舞い込んだんですよね。
それが4/29のイーグルス戦。ここでQSを達成し、見事ローテの座をつかみ取った…わけですが、ここで注目したいのが、松葉の「数字面」。

二軍での防御率は5.63。
正直、上げるような数字ではない、ですよね。
たしかに、調整登板で名古屋に行って先発した試合では5回2失点と好投しましたけど、今までの調子を考えると、もう一回見てどうか…
って考えることの方が多いと思うんですよね。

■実は、松葉の好調は「首脳陣」の功績でもある。

松葉はこのときのことに関して、どこかの記事で「今年は調子がイイときに首脳陣の方が一軍に呼んでくださったのが助かった」ということを語っていました。

つまりは、今年の松葉の好調に関しては首脳陣の功績、とも言えるんですよね。
数字だけでは判断しかねる部分「調子」に関して見極めて、一軍でガッツリ活躍できるようになったわけですから。
正直、投球の質だけで言えば、8勝した14年よりもはるかにイイと思います。
あの当時はイニングを喰えない投手でしたから、最終的にリリーフ陣にしわ寄せが行ってしまいましたからね。

今年は少なくともほとんどの試合で7回に入れていますし、なにより後半戦「ローテのアタマ」に入ったことが、首脳陣の信頼をつかみ取った証拠ですよね。
だからこそ、もっともっと松葉には勝ってほしいと思うんですよね。

■松葉が「勝っていく」ために必要なこと。

そのためにひとつ、松葉自身が変わってほしいな、と思うところがありまして…

それが、反省しすぎるきらいがある、というところ。
投球内容が良くても「テンポが…」とかなんとか、ウダウダ言ってしまうところがあるんですよね。
この件に関しては、解説の野田氏も「そんなに反省しなくていい」というニュアンスのことをお話ししてましたもんね。

で、こういう反省は、野手陣を硬くしてしまうんじゃないかと思うんですよね。
取ってやらないといけない、と言う風にね。取ってやろう!って感じとは差がありますよね。

松葉の援護率は本当に低く、自責0~2で勝てなかったりということがかなり多いんですよね。
これは、ディクソンと比べると雲泥の差。防御率が2点ぐらいディクソンの方が悪いのに、倍以上の勝利数ですからね。
ディクソンは勝った時、内容はどうあれ「野手のおかげ」と言っているんですよね。
内容がしょっぱかったときでも決して、そこに「重い自責」はないと思うんですよ。

■胸を張れる投球をしているのだから。

とにかく、私は松葉に自信を持ってほしいんです。

今年の投球内容は本当に素晴らしいですし、正直チーム状態が良ければ二ケタが見えているぐらいの数字が上がっているハズなんです。
だからこそ、胸を張って、堂々と、やっていってほしいと思うんですよね。
そうすれば、それこそ西・松葉の若き左右のエース!として君臨していけるんじゃないか。
そのような期待を抱かせるぐらいに、松葉の成長は大きな出来事だと私は思うんです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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