オリックスのドラフト１位・山崎福が５試合目の登板でプロ初勝利を挙げた。

　「プロの世界に入って、やっと１勝できて凄くうれしい。たくさん投げる機会をいただいて、それでも結果が出なかったので、本当に感謝している」

　ここまで４度の登板はいずれも先発で勝ち星なしの２敗。プロ最長の５回０／３回を３安打２失点に抑えた。３―０の６回、大島に２ランを浴びて降板となったものの、６連敗中だったチームを救う貴重な投球だった。

　「自分らしいテンポで変化球を低めに集められた。それが良かった。もう少し投げたい気持ちもあったが、（大島の本塁打は）自分の力のなさというか反省点」と次回以降へ反省も忘れなかった。

　この日、山崎福のあとを受けたリリーフ陣は守護神・平野佳が中継ぎで登板。最後は佐藤達が締めた。１点リード守りきって、山崎福の初勝利をアシストした。

　「自分の後に投げてくれた人たちが抑えてくれた。本当に感謝している」

　試合後には指揮を執って４戦目で初勝利となった福良監督代行と固い握手を交わした。最下位からの巻き返しへ、チームにとっても頼もしい先発左腕がようやく第一歩を踏み出した。

（ソースはスポニチアネックス）