【管理人コラムVOL.30】「きっと大丈夫」。~西が苦境を乗り越えるカギ。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日にあたりますので、今日はコラムをお送りしたいと思います。

今日のテーマは…バファローズの若き「エース」、西勇輝投手です。

12751835_572901789530475_1849588601_o

■もどかしい、西の投球…

もどかしい。
今年の西に対する思いは、まさにこの一語かと思う。
で、これはおそらく本人もそうなんかなー、と思う。

もちろん、西本人の状態はマシにはなっている。
開幕3試合はボロボロとしか言いようのない投球だったことを考えれば(このときの防御率は12.83)、現在の防御率は5.79。
某コーチが一軍から姿を消してからは、確実にマシな投球を続けている。

ただ、それでも現在は再び3連敗中。
こんな状態では、そりゃーチームが波に乗れないのは必然。
で、なぜに西は勝てないんだろう…ということをデータを見ながら考えていきたいと思う。

■なかなか援護がもらえない、その要因。

西の投球データを見ていて一番気になるのは、援護率の低さ。
5回までに点が入ったのは一回しかなく、4点以上の援護があった試合も2試合しかない。
ちょっとこれでは勝てないだろーとも思うんだけども、その原因は西にもある。

その原因とはズバリ「球数」。

昨日以前の投球数は、132、130、131。
しかもいずれも完投ではない。
ちょっとこれでは野手のリズムを作るのが難しい…

では、なーんでこんなに球数が多くなってしまうのか?
ってことを考えたときに、真っ先に思い浮かんだのがリード。
…かと思ったんですが、山崎のリードは別段おかしいところはなく、オーソドックス。

となると西本人の状態に問題のウェイトが大きいということになる。
すると、ひとつの興味深い要素を見つけた。

■今年の西は、「直球」を当てにできていない。

それは、西の「直球の被打率」。
西の直球の被打率は、.354。(ちなみにディクソンは.241。金子は.200。)
結局のところ、これが組み立てを窮屈にしてしまう一番の原因だと思う。
キャッチャーとしてもこんなに被打率が高くては当然、選びづらい。
昨日の試合の解説の大石氏に、直球の少なさを指摘されていた。)

で、その代わりにカウント球として当てにしているスライダーの被打率が.229。
そりゃー、スライダーも中心に入ってくるやろう、とは思います。
打たれていない球を選ぶのは、ごくごく自然なことだと思うしね。

ただ、やはり直球あっての変化球。
勝負どころではかわし切れずに、どうしても限界を迎えてやられている…って場面が目立っている。
直球の質が良くないと効きが悪いチェンジアップの被打率は.368。
カーブの被打率も.313。
これでは、投球の幅をつけることができない。

■私は、西に「猶予期間」が必要だと思う。

で、それを踏まえた上で、私は西に「猶予期間」を与えてあげたほうがいいんじゃないかと思う。
顔面神経麻痺の発症などの精神的な問題(今思えば、4/10の中4日事件が与えたダメージも大きいんじゃないか)に加えて、上記のような技術的な問題も出ているわけで。
(直球が打たれる一番の原因は、球質というよりコントロールの悪さ。今年はアウトサイドの投げ損じが非常に目立つ。)

伊藤と組ませれば…というアイデアもあるし、もちろん次回もそのままローテーションに入るのであれば「何かを変えてやる」という意味では悪くはないと思う。
ただ、伊藤のリードはコーナーワークが中心。正直、私にはとてもじゃないけど今の状態の西がそれに応えられると思えない。
もし組み替えるのであれば、伊藤が今までと違う組み立て(配球だけでなく、気持ちの組み立て方。今までみたいにケツ叩いてるだけではダメ!)を見せられるかどうかが非常に重要な指標になると思う。

■「きっと大丈夫」やから、この状況を乗り越えていってほしい。

私は、正直な話、金子より西の方が「キャラクター的」にはエースにふさわしいと思う。
侍ジャパンで外の空気を味わっているし、「天才肌チック」なところがなく、マウンドでの様子を見る限り「ひとり」にならないキャラだと思うから。
「チームみんなの力で勝つ」ってことを、体現できる投手だと思うんですよ。

だからこそ、西には「本来の投球(特にコントロール)」を取り戻す時間を作ってあげてほしいと思うんです。
良くなくても勝ってるならともかく、負けているのだから修正期間はあってもいいと思う。
というか、それぐらいやれ、と首脳陣には言いたい。
大事な初登板を守備で台無しにされてリズムを崩し、さらに中4日で焦りを生んで気持ちの空回りを生んだ側面もめちゃくちゃデカいんやから。
ぶっちゃけ、本来なら火曜日(ローテ頭)を投げていないといけないはずの投手なんだしね。

それこそ、ニコニコして投げてるぐらいの気持ちを取り戻すことができれば、すべてが噛み合い始めて勝てるようになると思う。
今年に限らず、それこそあと10年は、絶対に、西の力は不可欠。
マジで、「きっと大丈夫」やから、この状況を乗り越えていってほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

※その他のコラム記事は、こちらのページからご覧いただけます。
管理人・バファローズコラムまとめページはこちら。

<オリックスバファローズ・月別ニュースまとめ>
月別のニュースまとめはこちらをクリックしてください。


↓ブログランキングに参加しております。
いつも応援クリック(タップ)、ありがとうございます!
にほんブログ村 野球ブログ オリックスバファローズへ
にほんブログ村

オリックス・バファローズランキング

「【管理人コラムVOL.30】「きっと大丈夫」。~西が苦境を乗り越えるカギ。」への2件のフィードバック

    1. ウリさん
      コメントありがとうございます!

      こちらのサイトに詳しく載ってますよー。
      ご興味ありましたらどうぞ!

      ★データで楽しむプロ野球
      ⇒http://baseballdata.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です