【管理人コラムVol.6】目の色が完全に変わった、宮崎祐樹。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
後半戦開幕前日ってことで、注目の選手についてのコラムを書きたいと思います。

今回のテーマは、宮崎祐樹外野手です。

■私が思うに「今年バファローズで最も変わった選手」のひとり。 

今年のバファローズで、最も驚いていることのひとつ。
それが、宮崎の「大きな成長」である。
積極的なプレースタイルでチームを鼓舞し、勢いを付ける働きをしてくれていると思う。
中でも、交流戦のタイガース三連戦ではすべての試合で打点と、まさに言うことなしの活躍。

現在、チームのムードメーカーとして存在感を発揮している彼だが、
正直なところ、私は当初まったくと言っていいほど期待していなかった。
もちろん、それには明確な理由がある。

■社会人ドラフト3位「なのに」…。

宮崎は、社会人のセガサミー入社後から外野に転向(それまでは捕手だった)したこともあってか、当初は非常に守備がヘタだった。それこそ、バンザイしてフライを逸らして悲鳴が上がるレベル。無論、一年目は一軍出場は出来なかった。

社会人のドラフト3位…というか順位に関係なく「社会人は即戦力」だと考えている私としては、正直なんでこんなん採ったんや…と思った。
当時の宮崎は若手と呼べるギリギリラインの25歳。彼は早くも崖っぷちに立たされることになる。

■「二度と一軍に上げてほしくない」レベルだった、2012年。

そんな彼の一軍デビューは2012年の5月。
二軍で結果を出したバッティングを武器に一軍昇格を果たしたが、結果は4試合で9の0。しかも5三振。
守備でも相変わらずの不安定さを露呈し、わずか一週間で二軍降格。

このときに見た彼の印象は、「二度と一軍に上げてほしくない」というモノだった。
タイミングが全くと言っていいほど取れていなくて、これでは何度見ても一緒だと思ったから。
当時のチームは最下位独走状態。今使える人じゃないと困る、というのが実情だった。

そんな彼も、シーズン終了間際に、監督の岡田彰布が休養し、森脇新体制になった直後に再昇格。
プロ入り初安打を先頭打者初球アーチという派手なもので飾った。

だが、このときも森脇監督のコラムでもお話ししたが、「甘ちゃん体質」の象徴に限りなく近かった宮崎を昇格させたこと自体に、私は腹が立っていた。

■チャンスをあげすぎた、2013年。

森脇監督は宮崎のことを買っていたのか、就任一年目には宮崎を多くの試合で起用した。
中でも、森脇マジックとして話題になったのが、当時絶不調だったT-岡田の代打として起用したときに放ったこの一打。

この一打のインパクトが強かったのか、事あるごとに宮崎を重用するようになった。
だが…正直、彼の2013年はこの一打「のみ」だった。
というかむしろ、この一回ぐらいでなんでそんなにチャンスをやるんだ、と思っていた。

そのイライラが爆発したのは6/12のジャイアンツ戦。
彼は「サインを確認」したにも関わらず、スクイズをせずにチャンスを潰してしまった。
で、即二軍降格。ここまでは当然。許されるミスではない、というメッセージでしたから。

だが、理解できなかったのは6/28という極めて短いスパンで「再昇格」させたことだった。
これでは、ミスをしてもまたすぐチャンスくるわー、ぐらいの気持ちのたるみが生まれるのは必然だった。
結果、53試合に出場して.223。持ち味のはずの長打はわずかに4本。
完全に、チャンスをあげ過ぎと言われても文句の言えない内容だった。
(実は、このことも私自身の森脇監督への不信感に大きく繋がっていた。)

■「ヘルマン」としてしか見せ場のなかった、2014年。

そして迎えた昨年。
今度は前年とは打って変わって、「冷遇」を受けることになる。
彼の出場試合はわずかに4試合。
安打もどん詰まりのヒット一本のみで、見せ場はなかった。

しかも、皮肉なことにチームは上位を快走。
ただ、前年のことがあったので私は森脇監督の判断を支持していた。

昨年の彼の見せ場は、これぐらいだった。

もっとも、私は「そんなことしているヒマがあったら…」と思ったのは言うまでもない。
次年度は本当の意味で崖っぷちになるんやぞ、って自覚があるのかと正直疑問に思った。

■「このチャンスを活かさなければ…」

そして迎えた今シーズン。
彼は当初、二軍でも不調に苦しむことになる。
それが証拠に今年最初に話題になったのは「二軍での退場処分」。
…私は、もう呼ばれないだろうな、と思っていた。

ところが、一軍メンバーの相次ぐ不調・故障により、ヒットは出ているものの二軍でもマルチ安打のほとんどなかった宮崎にチャンスが舞い込んできた。
おそらく、私だけでなく彼自身も「このチャンスを活かさなければ、終わってしまう。」そんな気持ちがあったのだと思う。

その結果、昇格即貴重な追加点となるタイムリーで結果を出した。
そして続くタイガース戦でも結果を出し、見事一軍定着を果たしたのである。

■目の色が完全に変わった、宮崎祐樹。

よく起用されたおととしは53試合で6打点。今年は18試合でもう11打点。
明らかに、目の色が変わったのは間違いないと思う。

そして極め付けはこのプレー。彼は「守備」でも魅せられるようになってきた。
もうね、めっちゃめちゃ嬉しかったですよマジで。

ガッツあふれるプレースタイルで、一軍にパワーを呼び込んでいる宮崎祐樹。
後半戦も間違いなくキーマンの一人になると思う。
これからも、その溢れんばかりのパワーで、チームに活気を与え続けてほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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「【管理人コラムVol.6】目の色が完全に変わった、宮崎祐樹。」への2件のフィードバック

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    コラムありがとうございます☆ 今年の活躍しか知らないので、 守備が下手だったなんて思ってもいませんでした(;’∀’) しかも、捕手だったとも思いもよりませんでした・・・。 ちょうど、北川さんのインタビューも宮崎選手だったので 良かったです☆ 後半戦も気持ちを前面に出しての 宮崎選手の活躍に期待したいですね☆!(^^)!

  2. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! ちなみに、今でも「うまい」かと言われれば、実は…って感じなんですけどね。 でも、それを超えるぐらいガッツでカバーしきれているのが今の宮崎だと思います。 おお、北川さんのインタビューとタイミング重なったんですね! ナイスタイミング(笑) ホント、キーマンだと思うので一軍で生き残れるように頑張ってほしいですね^^

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