こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日が続きますんで、ナイター時間帯にコラムを書きたいと思います。
テーマは…バッテリーについて、って形でいこうかと思います。
■一貫して、「鈴木氏を含め」バッテリーを責める論調には大反対。
正直、だいたい試合の記事でもお話ししていますけど、私は鈴木氏も含めたバッテリーを責める論調には大反対。
理由はごくごくシンプル。援護率が悪すぎるからなんですよ。交流戦打率1位?そんなもん知るか、っていうレベルです。いやこれマジで。リーグ戦はいざ知らず、交流戦の援護率はなんと「2.84」。エースクラスの防御率かよってレベルです。そんな「圧がかかる」中でもCS率は5割。十分問題のない数字ですし、なんで責められなあかんねん、ってレベルです。
指導方法の好き嫌いはしょうがないと思いますが、シーズン中の更迭とかが「あり得てはいけない」数字なんですよ。もしこんな数字でイチイチ辞めさせてたり、配置転換なんてしてたら今以上にだーれもコーチ、やってくれなくなるのも目に見えてますやん。(ちなみに過去二年配置転換が起きたときは先発が一切試合を作れないことが主因で、勝ちようがないレベルでしたからね)
おとといのコラムでもお話ししましたけど、打率が1位だからこそ、よりこんな援護率ではいけないんですよ。塁を賑わすだけ賑わして、わざわざ相手に「ピンチのあとにチャンスあり」を提供している状態なんですから。まずはこっちの解決が先。走塁面とかマジで頑張っていかないと厳しいと思います。
■「低すぎる援護率」は、伊藤の起用を渋らざるを得ない理由でもある。
で、この「低すぎる援護率」は、「捕手・伊藤」の出番が少なくなった元凶のひとつ、だと私は思っています。
伊藤は、投手の被・ビッグイニング(5失点以上)の回数が、若月よりもマスクをかぶった回数が少ないのにも関わらず、若月よりも多いんですよ(先発に限れば、若月がビッグイニングを作ったのは実はこないだのディクソンの一回だけ。しかもエラー絡みなので自責点はこの限りではない)。特にあの6/6のタイガース戦、そして5/23のイーグルス戦みたいなスコア状況があると、今の打線でなくても取り返せないですしね…。(加えて、今年の金子はここ2年の離脱レベルのコンディションに比べたら全然いい方だけに…)
加えて、伊藤自身の打率も.208。得点圏こそいい数字を残していますが、それでも試合を作ることよりも重要視できるほどか、と言われたら…。少なくとも、伊藤ひとりの力で援護率が大きく上がるとまではイメージできないですよね。
守備力(捕ったり、投げたり。特に投げたりに関しては鈴木氏も絶賛していた)は実際問題伊藤の方が上ですが、それよりも「序盤で試合を壊さないこと」が、点が思うように取れていない現状ではもっと大事。だからこそ、冒険しすぎずに傷を大きくしない若月のリードが買われている、というわけだと思うんですよ(逆に言えば、伊藤は序盤で試合を壊しにくいリードさえできれば、まっだまだ正妻を取り返すことは十二分に可能なんですよ)。
しかも、若月はまだ今年22歳になる代。伊藤も十分若い(今年28歳)とはいえ、若月はそれより6つも若いわけですから、将来を考えても若月が有利なのは仕方がないんですよね。明快に数字で取り返さないと今後も今の状況になる可能性が高いと思います。
■若月は、攻守ともに課題だらけだけれども…
では、若月に問題がないか、と言われればもちろんそんなことはなくて。
送球が逸れ気味(エラーもあった)なのは複数回見ていますし、足を動かさずに手だけでいってワイルドピッチ(これは投手の失投にも繋がるのでよろしくない)っていう場面は何度も見ていますから、そこは非常に気になる(流れを悪くする失点)ところではあります。
もちろん、打撃も今の数字ではアウト。.200は確実に超えて、.250前後くらいはほしいところなのも間違いないと思います。守備も含め、これらのポイントがバッシングされるのは致し方ないこと。捕手=捕り手と考えたときには基本的なことですからね。
ただ、配球面に関しては自信を持ってもいいと思うんですよね。現在、先発で最もいい防御率を記録しているのは山岡(2.59)ですし、今年は不安定な面が顔を覗かせているディクソンが防御率自体はまとめて(3.27)5勝を記録できているのは、少なからず若月の力もあると思います。いろいろ言われているようですが、自信を持つべきところは持ってやってほしいと思うんですよね。
■点をもっと取ってくれれば、配球面はもっとラクになる。
さて、話を投手陣に移しますと…相変わらず、よく頑張っていると思います。
交流戦防御率こそ3.79ですけど、QS率5割が示す通り、試合は作っているんですよね。そりゃ松葉あたりは「惜しい」投球が目立ちましたけど、そもそももっと援護してくれや、ってところが大きすぎるんでなんも言えないですよね。
マジな話、打てば投手陣は粘りを取り戻すと思います。もっと言うと、点さえあれば、配球面の制限も解ける(さらにいうと、リリーフの酷使もしなくて済む)んですよ。
点差の少ない試合があまりにも多すぎて、常に一発が出るのを怖がらなければならない状況に置かれているわけで。配球が外ばっかり、みたいな批判も根強いですが、いっつも点差がないんですから、そりゃ基本そうなりますよ。近めは投げ損じたら死球 or ど真ん中。外は投げ損じても「大外れ」っていう回避ルートが残っているんですから(だから福良氏は「外を内側に投げ損じないこと」に関してはかなり強く投手陣に言ってますよね。)。
むしろ、近めもう要らんで!ってときに無策に突っ込んでガツン!って方がだいぶマズいと私は思うんです。近めを嫌がっていて、外は合っている、っていう明快な根拠を示せなかった場合は、リスク回避を怠った、って判断になってしまいますし。
■外の投げ損じが多くなるほどに、コンディションが下がる起用は要改善。
ただ、コンディションとのバランスを見た起用法を考えると、外をかなり投げ損じてしまうほどに酷使気味になっているのは事実かなと思います(先日の吉田一将4連投、2年続けて肩を痛めている近藤大亮も、その状況を考えると登板数が多すぎるかなと感じる)。やはり、投げる点差、登板間隔を空けすぎない、などのルールを明確に決めて運用する、ってことをやってほしいというのは思いますね。
もっとも、これも理想論に過ぎず、実際「われわれには見えない」ブルペンではぜーんぜんボールが急に行かなくなったとか、思ったよりも肩作りが遅れた(先日の阪神戦での東明の登板時。本当は赤間にもっと早くスイッチしたかったそうで…)とか、あるんでしょうけどね…。
■得点力が上がれば、また連勝街道にも乗っていけるはず。
今回はバッテリーをメインにコラムにしたつもりだったんですが、やはり打線が重要、って話になりましたね。
せめて、自軍よりも下位であるファイターズには援護率で勝てる…とまではいかなくても(1点以上差があるので)肉薄するぐらいに数字を上げていかないと、と思います。根本的に打てない、とかではないんですから、工夫次第で得点力は一気に上がるはず。
そうすればまた、一気に連勝街道に乗っていくことだって、まったく夢ではないと思うんですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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こればかりは難しい問題ですよね。
若月はリード面は素晴らしいですが、守備や攻撃の面でやらかしの頻度が上がってしまっている印象を受けてしまいます。それで少しでも成長している姿を見せれば良いのですが、現実は難しい所がありますよね。
戸柱との差を見せ付けられてしまった試合では、かなりファンから怒りを買ったみたいな話もありましたし…
伊藤もなぁ…もうちょっと打てるか、リードを安定させるかすれば良いと思います。リリーフ陣のリード面は良いと思いますから、それを先発でも生かせれば。1部界隈で言われている、飯田や伏見を伊藤と入れ替えして育成する、は違うと思いますがね。
正直、2人を起用しても劇的に改善するとは思えませんから。
自分はどちらも大切ですから。頑張って欲しいですね。阪神の岡崎やSBの髙谷みたいに、30過ぎてから頭角を現す方もいますし、伊藤も捕手にしては若いですもの。
ゆうさん
コメントありがとうございます!
ほんま、「野手」としての部分がね…。去年より上がっていってほしいところなんですがね…。一応、去年は一番多くマスクをかぶりましたし、多少打で研究されたところを上手く乗り越えられていない、形でしょうね…。あとは重圧…これは慣れてもらわなダメですがね。
戸柱は戸柱で、チーム防御率が悪いところは悩んでいると思いますけどね。彼は言うても社会人ですし、年齢的に今の完成度はないといけないですしね。
伊藤はホンマに、安定しないリードが減れば…。正直、いいリードが「目立っている」時点で、それは安定感がない裏付けでもありますしね。
もっとも、伊藤もまだまだ若いですから、ほんま取り返してくれれば。少なくとも、二軍の捕手には圧勝なのでね。
ほんま、どちらもマジで頑張ってほしいです。伊藤もようやく振り回された2年を超えていけるところになってきたわけですしね。
残塁マニア歓喜…という状態なのがきついですよね。
打率の割には得点圏打率が1割な打者が多いという…ロメロ以外まぐれを狙うしか、っていう状態はキツいです。3割越えている伊藤もいますが、管理人様がお話した通りで…
ゆうさん
コメントありがとうございます!
ほんま、これなら根本的に打てない方がまだマシかも。塁上をにぎわせたらどうしても期待してしまいますしね。
で、得点圏(ランナー2塁)で単打だと帰ってこれない、っていう…。打率は所詮いけても3割。走るのは意識で変えられるわけですしね。もちろん作戦面もね。
伊藤も、ついてないというか…よりによってスタメンマスクで1-0で負けるとはね…。
確かに伊藤は過去2年と比べれば成長し出した感じはあります。
停滞期、を乗り越えたというか…若月は逆にその時期に入ったのかもしれないと自分は思っています。
昨年の方が守備も取り方も安定していた印象です。守備にスランプは無いと言いますが、嘘なんですかね?
あと、伏見や飯田を推される方々がいる理由って、正直、あまり見ていないからボロが出ていないのでは?って感じます。
ゆうさん
コメントありがとうございます!
その成長…ていうのも、結局は同じコーチでずっといけてるのが今年だからかな、と思います。去年は怒られても、納得いかない部分もあったでしょうしね…(三輪氏から引き継いでるしね)過去二年の状況があまりにもひどかったので、そこは可哀想な部分もあったんやなぁと今は思いますね。
もしかしたら、以前の捕り方だと「身体が持たない」とか、そういう問題が発覚したのかもしれないですね。去年と取り方は変えたみたいですが…。
伏見はオープン戦でだいぶやっちゃった印象…(パスボール込みでアッサリ失点…)
飯田はフレーミングがあれだと、かなり四球が増えてしまうかなぁと思いますしね…。
むしろ、二軍がもっとレベル上がってもらわな困るんですが…いくらなんでも一軍との差が大きすぎるぞ前田氏…。
取り方変えちゃったんですね…解説の方々からボールの取り方を指摘される事が増えたような気がしたので(低めのボールを取れないと思う、と誰かに言われていました。有田氏はキャッチングにかなり苦言。)、変えない方がよかったような気がします。
前田氏や三輪氏は伊藤の相談に乗ったりしているみたいなので、悪い人では無さそうな気がするんですがね…難しいです。
ゆうさん
コメントありがとうございます!
有田氏は正直「誰であっても文句を言う」タイプですしね…。とはいえ、改善がしっくり来てないならば「戻す勇気」もいると思いますね。
前田氏、三輪氏はもう…数字がひどすぎたんでね…(三輪氏に至っては酒井氏のコンビであわや防御率7点台近くに…)三輪氏は去年の降格より前に一回、岡田氏に降格させられてるのに、そういう人を連れて来たフロントの責任は重いですよね…。
伏見はチャンス貰えなさすぎ、伊藤も若月もイマイチだからこそチャンスを与えて欲しい、という声はあります。
でもいざ起用したら何か色々お祭り騒ぎになりそうな心配はあります。
長々とありがとうございます。またお付き合い下さい。
ゆうさん
コメントありがとうございます!
伏見も、正直リードに関しては一年目が一番マシだった気が…。
なんせ、伏見は彼ら二人と違って「ストライクを取りに行き過ぎ」って傾向が見受けられるんですよねぇ…。(コントロールの悪い剛球投手以外では辛いかな…)
いえいえ!こちらこそありがとうございます!
もう少し点を取ってやらないと..というのは、まったくその通りだと思うのですが、
特に1回から3回の攻撃で、得点することが重要ではないかと思います。
早い回にまっったく点が取れてないところを改善しないと。。
試合前のゲームプランとかミーティングとか、その辺にも問題があるのかもしれません。
また作戦的にも送りバントに偏り過ぎですよね。
そうは言っても、投手力で戦わざるを得ないチーム状況は、そう簡単に変わらないでしょうから、とにかくリリーフ投手を潰さないようにだけは、やって欲しいです。
特に黒木。
今年だけを考えた起用は、絶対しないように、10年を考えた起用を。
久々の期待以上の投手なだけに、佐藤達のようになったら..
mak16さん
コメントありがとうございます!
おっしゃる通りで、もっと言うと5回までに点が入ってないってのも珍しくないですもんね。
あとは、キャンプでやってきたことですよね…。あまりにも内容が偏っていたのでは?とも思います。
ほんと、意図をはっきりさせて、目先の勝利だけにこだわらない運用はしてほしいですね。
援護率を上げないと投手も勝てないですからね。
捕手の話になりますと・・・・
伊藤、確かにビッグイニングをつくってしまう回数が多いですからね。打撃の方もいいとはいえないですし・・・
ただこれで終わってはだめですしね。
若月、攻守に課題はまだまだある。
打撃も今のままではNGですし。(今の若月はどうゆう打撃をしたいのか分からない)
配球面は伊藤よりは上ですね。現状は。
他の捕手の話になると
伏見、使えみたいな声があるのかもしれないけれどやはり守備がね・・・・
オープン戦でやらかしてしまっているのでね。打撃も全くですし。
伏見は内野もやっていますが結局どうしたいのでしょうかね?
捕手なら捕手一本でやらせるべき。
内野をやりたいならコンバートすべき。
飯田はまだ無理ですし。ポロが多かったですし。
ユーキさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよね。2点台はさすがにね…。トータルでも3点と少しではね…。大量得点が数回あれば割とすぐ上がる数字なんでね…。
伊藤、そりゃ若月よりは当然「野手」としてのクオリティは高いんですけど…特にあの阪神戦の配球は本当にまずかったんでね…。ほんまにこのまま終わってはいけないんですけどね…。
ほんま、若月と伊藤を足して2で割りたいんですよねぇ…
伏見はすべてが一歩足りないんですよね。打も伊藤に勝てるとまでは…。三輪氏は捕手で使うつもりやったらしいですが…。
飯田はポロポロするし、フレーミングもね…。年齢的にチャンスは長くないだけに、早く順応してほしいところ。
若月はどういうタイプの打者になりたいのかが分からないのが辛いです。
ヒットを量産したいのか、打率が低いながらも一発を狙いたいのか、四球を稼いで出塁率を上げたいのか。
交流戦で併殺打ランキングで2位、失策数ランキングでも6位だったらしいので何とか失策は改善して欲しいです。特に併殺打は小谷野と同じくらいなので…
野手の話になると、最低限が出来ない選手が多いと思います。相手バッテリーがミスしても、進んでいないって選手多いと思います。
あと、あまり槍玉に上げられていませんが、安達のバントミスが増えている気がします。
ゆうさん
コメントありがとうございます!
いまは迷いが見られますもんね…。
せめてエラーはね…キャッチャーは守備率が高くて当たり前のポジションですしね…
最低限の話も、ロメロしか出来ていない気が…。
バントは全体で、ですよね…。小島が一番出来てる気が…
いつも的確なコラムをありがとうございます。
私は若月を応援しています。
課題は多いですが、キャッチングについては「捕逸0」の記録を、打については昨年前半の活躍を見れば、力がないことはないんじゃないかと思います。
宮崎で見たグランドスラムにもロマンを感じました。(所詮オープン戦と言われればそれまでですが…)
有望な若手を無責任な中傷で潰しまうことは、あってはならないと思います。
タッキーさん
コメントありがとうございます!
若月、少々「スタミナ面」に課題があるんかもなぁと思います。抱えきる度量がまだ育ち切っていない、というか(当然ですが)。
バッティングは「どういう打撃」をしたいのか、ってところかなと思います。小さくしない方がええんかもしれないですが…。
ほんと、要らぬ中傷は禁物ですね。