【管理人コラムVol.9】本当に、諦めていないのか?~自力CS消滅・福良淳一代行の采配を振り返る~

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日(なかび)なので、コラムを書こうかと思います。

今回のテーマは、福良淳一監督代行です。

■本当に、諦めていないのか?

「負けたら終わりという感じでやっていかないと。(3位浮上を)全然あきらめていない」

こう語ったのは、自力CS消滅をした8/16の試合後の福良代行。
正直、このコメントを聞いて私が思ったのは、「だから、それは行動で示してや」ってこと。

私の感受性が鈍いのかもしれないが、少なくともコメントにあるような必死さは伝わってこなかった。

漫然と、なんとなく、負けた。
一体、何度このような内容の試合を見せられただろう。

■本当に、「伸び伸び」なのか?

まず誤解の無いようにお伝えしますが、福良代行を前任者と比較して、采配自体に改善した内容はある。
東明の一本立ちのきっかけを作った巨人戦や、若手の抜擢によるチームの活性化(主なメンバーは縞田、宮崎、プリンス岩崎)求めていた内容もある。
というか、引き継ぎたてのときはあまりにもひどかった前任者の采配から、比較的普通の采配になってきたから一気にチーム状態が改善した。

だが、私の中に疑念が浮かび始めたのは、当コラムVol.5でも取り上げた6/20のライオンズ戦でのことだった。
就任当初、選手を批判せず、のびのびと、という方針を打ち出していた福良代行。

だが、このときは投手投手を一気に3人降格させるなど、極端な行動が出た。
先発で試合を壊した山崎福也と、昇格直後の試合で結果が出なかった中山はともかく、それまでブルペンを支えてきた白仁田までも二軍。
正直、この行動が選手に与えた心理的影響は大きく、四球をきっかけに崩れてしまう試合が続出したのは先述のコラムの通り。

こういう、長期的視野の欠乏が、段々とチームに影を落とすだろう。
私はそんな風に感じていた。

■本当に、「仕方ない」のか?

それでも7月は元気で、今シーズン初の月間勝ち越しを決めた。
私が気にし過ぎなのかな?と思ったこともあった。

だが、勝っていても気がかりだったことは常に頭にあった。
それこそが、比嘉の晒し投げ、糸井への執着、岡田の無茶、塚原の登板過多…
正直、4つ目はチーム事情的に仕方ない部分もあったが、それ以外は「回避が可能」な要件だった。

その中でも特に大きいと思う2点についてお話しする。

■まず、比嘉の晒し投げ。

ご存知だとは思いますが、今年の比嘉は一度もナイスピッチングと言える内容を残していない。
出ては打たれを繰り返し、防御率は10点台を越えている。
昨年の比嘉は「神」とも呼べるレベルの働きで、チームの危機を幾度となく救ってきた投手である。
でも、今年の比嘉は終始、「二軍でも怪しい」レベルのボールだった。
ストレートはシュート回転を繰り返し、痛打を浴びる。

特に7/28の登板では、金子の緊急降板を継ぐという無理ある登板の結果、失点して結局岸田のリリーフを仰いだ。

…打たれるたび、プライドは大きく傷ついたハズ。
それでも、マウンドに送り続けること8試合。
登録抹消のころには、比嘉の肩は、壊れてしまった。
関節唇のケガは本当に重大なモノ。
正直、早く抹消していれば…とこのときほど首脳陣の判断に怒りを感じたことはない。

■糸井にどんだけ執着するんですか?

もう1点は、糸井へのこれでもかというほどの執着。
こちらもご存知かと思うが、今年の糸井は好調だった時期が全くない。
打率は.230付近。全くもって、主力の数字ではない。

代行もその辺りに当初は考慮があった。
6番を打たせて復調しかけた時期もあった。
その後、オールスター前に例の故障が発覚し、休養。

で、私はてっきりオールスターも辞退するモンだと思ってた。
だけど、間に合わせるっていう暴挙に出てしまった。
広報側のアレかもしれないけど、複数個所の故障なのに予定より早く出場なんて、マジでありえない。

その後の糸井は、京都の試合で100号を達成したぐらいで、全くもって十分な成績とはいえない。
それなのに、3番DHで使い続け、打ってはチャンスを潰し、それに伴い糸井の心も潰れている。
そもそも、守れてナンボの選手じゃないのか。
「打っていないDH」なんて、全く意味不明なのに、ずーっと3番。

内心、おもんないと思っているであろうメンバーもいるだろう。
ろくにチャンスも与えられずに二軍にいった竹原が特に不憫でならない。

■まずは、代行から「当たり前」を実践してほしいんですよ。

で、極め付きは先日の大逆転負けしたホークス戦。
「スキを見せたらやられる」と言いながら、遠征の関係上とはいえ、前日塚原を抹消した枠を余したまま試合に臨んだこと自体も「スキがあった」と言われたら反論できないだろう。

しかも、一軍に上げた選手(特に森本!)を4~5点の大きなビハインドがあっても使わずに、結局調子が落ちて結果が出ない、ということも複数回起こっている。
すぐ使う前提で上げる、という認識が本当に本当に足りない。

加えて、代打で「出されるバッターより明らかに」成績の落ちる小島を起用したり、攻撃を軽視したスタメン(要はヘルマン5番とかね)て結局点が取れずに何の収穫もなしに負けてしまうなど、采配面でも看過できない部分が出てきている。

それなのに、選手には「当たり前」のことができていないとばかり指摘する。
こんな態度では、どんどん選手との溝ができて、もっともっと「当たり前」のことは行われないだろう。

それまで大きな活躍をしていた岩崎にも、ただの1日のミスでいわば「突き放したようなコメント」をした結果、2日続けてバントの失敗が生まれ、一気に調子が落ちてしまった。

…代行はヘッド歴で言えばかなりの経験者。
それでも、モチベーションコントロールに関しての実力がこのレベル。
「あぁ、この人はこういう人なんだ」と諦めるしかないっていう次元。
どだい、将来を任せたいとは思えない。

■CSはともかく、現状の改善は可能なハズ。

私がこういう論調で記事を書いているときは、覆してほしいという前提で書いている。
今シーズンもまだ30試合以上残っている。
CSはともかく、現状の改善は可能なハズだ。

福良代行は、私が物心がついたころに初めて覚えたセカンドの選手である。
だからこそ、思い入れもあるし、期待もしている。
言葉でなく、ぜひとも「結果」で示してほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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「【管理人コラムVol.9】本当に、諦めていないのか?~自力CS消滅・福良淳一代行の采配を振り返る~」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    コラムありがとうございます(*^^*) 代行には、 選手の心を折らない起用をして欲しい。。。 と、思います。( ̄^ ̄)ゞ なり振り構わず、勝てる様に… 諦めてない??って事を見える形でお願いしたいですね。 それぞれのポジションでも良い意味で競いあって、高め合って良い方向にいくと良いなぁ?って思います。 それが選手のする事か代行が導く事か分かんないですけどね…(^◇^;) 明日からも勝つ事を信じて応援します??( ̄^ ̄)ゞ

  2. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! ほんとですよねー。せっかく起用していても、潰してしまったら何の意味もないですからねぇ。 とにかく、勝てるように、ですよねー。 ホント、コレ以外求めてないですわ。

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