【管理人コラムVOL.29】なぜ、モレルとボギーは大きな不振に陥ってしまったのか。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日にあたりますので、今日はコラムをお送りしたいと思います。

今日のテーマはリクエストをいただいたこの二人…
ブレント・モレル内野手、そしてブライアン・ボグセビック外野手です。

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■「なぜ、モレル・ボギーは大きな不振に陥ってしまったのか。」

この二人についてコラムを書いてほしいとリクエストいただいたポイントはこの一点。
「なぜ、この二人は大きな不振に陥ってしまったのか」ということ。

ボギーは二軍落ち、モレルも一時期よりはマシにはなったものの、まだ打率は.250付近をさまよっている状態で、当初の期待値には遠く及ばない。
それを証明するかのように、つい先日マット・クラーク選手の獲得報道があったわけで。

では、この二人には完全に「助っ人失格」の烙印を押されなければならないのか?というと、私はそうは思わない。
というのも、二人ともまだまだ再生…というか、本来の実力を発揮できる道があると考えているからだ。
不振に陥った原因とともに、以下の項でお話ししていきたいと思います。

■何度でも言うが、モレルの打撃スタイルは「4番」ではない。

まずはモレルについて。
彼が不振に陥ったのは外の見極めが悪い・スイングがかちあげ気味になる、など複数の原因があるが、一番大きいのは「向いていない四番」を打たせ続けたことだと思う。

先発4番:.230、同6番:.500、同7番:.667と、いくら後ろ二つが打席数が少ないとはいえ、ここまで大きな数字差があるのであれば考慮に入れてもいいデータなのではないかと思う。
なんせ、4番を打っているときのモレルはとにかく力み倒して、三振しまくっている。
これは、彼の「ミートを中心としたシュアなバッティング」という点からは大きく外れている。

で、上記のデータに照らし合わせたら明らかに「4番(クリーンアップ)らしい」バッティングに囚われて、形が崩れているのでは?ということが容易に想像できる。
その上、高橋コーチは「リラックス」北川コーチは「もっと振れ」と、指導方針が相いれないものになっていたのも非常に気がかり。

とりあえず、私が思うのは、モレルには一発を期待する必要はないと思うってこと。
ヒットの延長線上にホームラン、ぐらいの形でないと三振を量産してしまうのはこの一か月(オープン戦後半も含めて)で証明できたと思う。
事実、それこそ昨日の試合になるが、7番を打っていたときはいつもならブンブン振ってしまう落ちる球を見極めて、四球を取ることも出来ていた。
このあたりも踏まえて、私は打順を上げるとしても5番ぐらいがいいんじゃないか、と思う。
もし4番を打たせるのだとしても、一発は期待していない、ということは伝えてやらないといけないと思う。
なんせ、力ませず、自然に振ってもらう形を取り戻すことがモレルが本来の力を発揮する上でもっとも大事なことだと思う。

■ボギーは「足」で貢献させて気持ちをラクにしてやってほしい。

続いてボギー。
彼の場合もモレルと共通する部分があるけれど、やはり「5番」はないだろ、っていうところ。
というのも、彼の場合は試合前のアップの様子からも分かる通り、非常に神経質な選手だと思うんです。
で、5番って「打たないと」、文字通りなーんの貢献にもならないわけですよ。
そうやって追いつめられて、結果を追いかけてスイングの形が大きく崩れて今に至るわけで。

ただ、彼には大きなストロングポイントがある。
それは、走力。なんせ、20m走のタイムはあの糸井を上回るほど。
つまりは、打ってなくても四球が取れれば足で大きく貢献できるような打順を打たせて気分をラクにする、っていうパターンもあると思うんです。

打順の候補としては、まぁ西野を追いやることになるので現実的ではないかもしれないけれど1番、糸井が万全でないときに3番、もしくは「繋ぐ」という意味で9番も足があると非常に大きい。もっとも9番なら、プライドを捨ててもらわないといけなくはなりますが。
なんせ、大事なことは打順以上に「貢献できそうなポイント」を探してやって、それができるように使ってやることだと思うんですよね。
能力自体はあると思うだけに、今のままファームでグッバイ、っていうんじゃもったいない選手なのは確かだと思う。

■福良氏はチームに何年もいるんだから、適性の見極めぐらいはよやってや。

で、これは首脳陣に言いたいことですが…
この二人に限った話でなく、適性を見極めて使うっていうことをしていかないと。
福良氏がチーム合流一年目ならまだしも、もう何年もおるのに適性が見極められていないのはオカシイと思うで。

そんで、過去の実績の色眼鏡で選手を見るのをやめろ。
もしフロントが圧かけてきているのであれば、反発してくれ。
ナカジの件は、マネジメントする人間としてあってはならないこと。

数字と適正に素直に使えば、モレル・ボギーはもちろんのこと、チーム全体が活性化するはず。
現に、西野は一番において大きな輝きを放っているじゃないか。
この一年をムダなモノにしないためにも、首脳陣には気持ちを入れ替えて頑張ってほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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「【管理人コラムVOL.29】なぜ、モレルとボギーは大きな不振に陥ってしまったのか。」への6件のフィードバック

  1. この人気持ち入れ替えるどころか悪化してませんか。ブランコについて「壊れるまで使う」と明言してしまいましたね。中島の件も顧みず、チームのこともまるで考えていない。破壊してポイする監督ってどうなんでしょうか。まあ外国人なんでどうでもいいんでしょうか?

    あとこの記事は納得いかない。
    福良氏は機動力重視もしてないし、今欲しいのは大砲。こういう間違ったは書かないで欲しい。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160516-00071096-baseballk-base

    1. あかさたなさん
      コメントありがとうございます!

      なんか、ヤケクソ感があるのが気になりますよね。
      いくら一年契約だからといっても、その一年が将来にどれだけの迷惑をかけるのかまで考えて…
      ってことをしてくれる人じゃないと、監督なんてさせちゃいけないですよね。

      その記事、確認しました。
      先発なんかいらんわいwって思いましたね。試合絶対見てねーだろって思いましたわ。
      ほんと、今欲しいのは大砲一択ですよね。

  2. モレルは6か7におけば打ちそう。
    ボギーは脚をいかせる打順におけば結果が出ると思うのですが。
    で監督がブランコ壊れるまで使うと言っていた。どうゆう考えかわかりませんがそれはやめてほしい。

    1. ユーキさん
      コメントありがとうございます!

      ほんま、適材適所にするだけで変わると思いますわ。
      そういう言い方をすると、ブランコ以外にも影響するってことが分かってないんですかねぇ。

  3. ほんと、2人は適材適所で可能性ありますよね。監督がモレル4番にこだわってたのは、昔のロッテのサブロー、日ハムの高橋信二のような繋ぎの4番を狙ってかと思ってましたが、そうでもないみたいですもんね。求めるものが違うだろと。

    ボギーはポテンシャルは高いと思うんで、苦手(対左投手や落ちる球でしょうか)を克服して上がってきてほしいです。しかし、適正の見極めって、首脳陣の最も重要な仕事と思いますが、それができてない現状が悲しい。。

    1. 奈良人さん
      コメントありがとうございます!

      そうなんですよ、あとは今江とかみたいなのを期待して4番ってなら分かるんですが、どうやらそうじゃなくてホンマ一発欲しいみたいですもんね。
      もう、ハァ?としか思わないですよね。見りゃすぐわかるだろってレベルだと思いますんでね。

      ボギーはやれる力自体はありそうですし、なんとかしてほしいと思います。
      ホンマ、首脳陣はなにも仕事をしていない…ホント、今のままなら今年限りで一掃、でしょうね。

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