オリ・由伸 志願の9回続投だった 若月の言葉に「“よっしゃいこう”って」 日本一逃すも最後まで快投 <バファローズ最新ニュース>

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オリックスの山本由伸投手(23)が27日、「SMBC日本シリーズ2021」第6戦に先発し9回6安打1失点と好投。プロ最多の141球を投げて11奪三振と、沢村賞投手の貫禄を見せた。日本一は逃したが、日本シリーズでの2桁奪三振は、前身球団を含めて初の快挙で、敢闘選手にも選ばれた。
 「本当に悔しいですね。今日は本当に気持ちのこもったピッチングというか、今シーズンでも一番気持ちのこもったピッチングができたと思います」

 悔しがったが、投球はさすがだった。5回に塩見に先制適時打を許したが、崩れなかった。6回は先頭の山田、続く村上と、いずれも内野のエラーで無死一、二塁のピンチを迎えるも無失点。8回には山田、村上、サンタナの中軸3人を3者連続三振。ここで終わるはずだった。

 「交代しようか、となったんですけど8回の調子が結構上がったので、若月さんとマウンドから降りてくるときに“もう1回いけるっていうぞ”って言ってたんで。そのときに僕も“よっしゃいこう”って」。

 若月の言葉で、9回の続投を決意。実は8回のマウンドに上がる前に、高山投手コーチとトイレで顔を合わせ「あと2回いきますよ」と冗談ぽく宣言したが、同コーチから「バカか、あと1回だ」と諭されたばかりだった。それでも「上がる前はその1回をしっかり抑えようと上がったんですけど、降りるときにもう1回いこうと思いました」と志願し、9回を1人で投げ抜き1失点で踏ん張った。

 シーズンでは26試合で18勝5敗、防御率1・39。206奪三振と勝率・783の勝率第1位の先発投手のタイトル4部門に、4完封を加えた投手5冠は、06年斉藤和巳以来史上8人目の快挙で、沢村賞と合わせて先発投手のタイトルは総なめ状態。そして今季最後のマウンドで、プロ最多の141球という熱投を見せた。「最後の試合だからここまでできたというのはあるんですけど、1年間やってきて最後にこういうパフォーマンスが出せたのは自分のレベルアップも感じれた。負けましたけど、出し切れたと思います。真剣勝負を楽しめたたというか。ただ楽しいだけじゃなく、集中した中で振り返って中でも楽しめたなと思います」。悔しさを隠しながらも、清々しく振り返り、来季の飛躍を誓っていた。

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  ⇒オリ・由伸 志願の9回続投だった 若月の言葉に「“よっしゃいこう”って」 日本一逃すも最後まで快投

山本はやたらと飛ばす、みたいな投球でもなく、落ち着いた感じに見えましたね。しかしあの寒さを9回141球…本当に、お疲れ様でした。

次回のオリックスバファローズ最新ニュースもお楽しみに!

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