【管理人コラムVol.24】安達了一には、「天性のロマン」がある。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
久々に、本日はコラムをお送りいたします。

今回のテーマは、チームの中核メンバーとして期待される、安達了一内野手です。

■ショートは安達以外ない。でも物足りないのも事実。

まず、前提としてお話ししたいのが、私は現時点ではショートは安達以外にいないと思っているということ。
守備に「強さ」があるショートは彼しかいないと思っているし、走攻守、総合的に考えても彼以外にはないと思う。

しかし、それと同時に、彼には物足りなさを感じているのも事実。
おそらく、コレは私以外のバファローズファンもそう感じているのではないかと思う。
で、その原因はおそらく「打撃」だと思う。
期待を抱かせながら、.260をいまだ一度も超えたことがない…という点でなかなか評価しづらくなるのだと思う。

では、安達がなぜに打率が向上してこないのか。
少し疑問に思ったのでデータを調べてみた。

■とにもかくにも、インサイドの克服が課題。

球種の打率など、いろいろ調べてみたが、最も気になったのはこちらのサイトにあった表。
コレを見ると、インサイドに関しては全ての高さで打率が悪いのが分かる。
加えて、ストライクゾーンの四隅に特別得意なところがなく、バッテリーから見たら「抑えやすい」という印象になってしまう。

例えば、インサイドをえぐって起こして、外低めの比較的打ててるところから落としたり、 はたまたしつこくインサイドのみガンガンつきまくるのも有効といえる。要は、ピッチャーがよく練習している基本パターンさえ実践できれば抑えられる、ということである。
シンプルな話、インサイドの克服をしてもらわないことには今シーズンも苦しい成績になってしまうのは目に見えている。

もちろん、安達本人も手をこまねいているわけではなく、昨日公開した自主トレにて、新しいバッティングフォームを披露するなど、 必死に改善しようとしている。

■2番、正直向いてないんじゃないか。

安達を伸ばしていく上で、より重要になってくるのは、首脳陣が安達をどう扱っていくのかということ。
もっと言えば、安達を「どの打順」で使うのか、ということである。

安達は、1236789、とほぼすべての打順でスタメンに出ている。
最も多いのが2番だが、そこでの打率が.252。
出塁率は.330だからまだイイものの、どこかもったいない気がする。
加えて、犠打成功率も.806と高いとは言えず、これならもっと出来る選手がいると思う。
(参考:ホークスの今宮は.897、バント数は少ないが小谷野は.833)

そして2番がもったいないと思う理由はもう一つある。
それは、伸び悩んでいる安達が唯一、毎年きちんと数字を伸ばしてきているものがあるからだ。
それは長打力。無論、2番とは最も縁遠いものである。
ルーキーイヤーは「これは大丈夫なのか…」と打てる気配がないほどのスイングだったので心配したが、13年にあのライオンズ岸からプロ入り初アーチをかけて5本。翌年は8本、そして昨年は11本と、確実に数字を伸ばしてきているのがわかる。

↓昨年のホームラン特集。

↓安達のプロ入り初ホームラン。現地で見ましたが色んな要素が詰まった、観戦史上ベストゲームです。

■安達には、「天性のロマン」がある。

以上のような理由から、私は、安達は好きに打たせた方がいいんじゃないか、と思うようになってきた。
打順別打率でも、いい数字が上がっているのは6番と9番。
二ケタホームランが打てるぐらいのパンチがあれば、6番は適任。
もっと率が伸びれば脚も活きる3番もありだと思う。

ケースバッティングは、正直な話練習をさせればできるようになってくる部分も大きいと思うけど、長打力は天性のものでもある。安達には、その「天性のロマン」がある。
だからこそ、小さくまとめようとせずに、でっかく育てていってもいいんじゃないか。
スケールの大きい、パリーグを代表するショートと胸を張って言える選手に育ててもいいんじゃないか。
私は、そんな風に思うんです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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「【管理人コラムVol.24】安達了一には、「天性のロマン」がある。」への6件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    安達選手には、ショートでいくなら、二割八分は打って欲しい。ストレートはそれなりに強いが変化球が弱い。確かに、去年は150キロメートルのストレートも打てるようになったが変化球に弱い。たまに、変化球もヒットできるが変化球に弱い。守備なら守備要員として勝ちパターンの後半ならいいが、やはり伸び悩んでいるのは、ライバルがショートにいないので、打撃をよくする真剣さがたりない。それと、夏場疲れてくると、タイムリーエラーをして、その日の試合を壊す。だから、中島選手と競争をしていただきたい。中島選手の方が打撃に関しては上で、守備も慣れれば、いける。中島選手がショートでいけるなら、思い切って、セカンドのコンバートも考える必要がでてくるのではないだろうか。中島選手は昨年は三塁も一るいでもエラーが多かったが、西武時代に守ってきた慣れているショートに戻れば、エラーは少なくなるかも。一度、オープン戦でショートを守って、結果をみて欲しい。

  2. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! たしかに、データ上は変化球の打率は軒並みよろしくなかったですね。シュート以外は全て.250を切っていて、正直あり得ない数字なのは確かです。 ですが、フォーム改造を試みるなどの取り組みをしているのにも関わらず、それでも「真剣さ」が足りない、と言われるのは私はちょっと悲しいですね。結果を見てからでいいのではないでしょうか。 で、今更言うまでもないですが、ナカジとの競争には私はやはり賛成できません。身体がよほどしっかり作られていて、「おっ、今年のナカジは違う!」となれば別ですがね。 また去年のような体でキャンプインして、主に一塁を守っていたのにも関わらず肉離れする人間がショートを守っていいとは到底思えないですし、なによりあの名手で知られるタイガースの鳥谷でさえ守備が衰えてきているのに、齢34を迎え、名手でも何でもないフツーのショートだったナカジがもう一度ショート、なんてことをやってしまったら今度こそ取り返しのつかない形でチームが壊れるのは目に見えています。もっと言うと、安達の守備がチームを救った場面は何度も見ていますが、ナカジの守備で救われた、というシーンは少なくとも私の記憶にはないです。 そして、ナカジの評価を支えている根幹である打撃も、.240、10本、46打点と、故障があったとはいえとても信頼して良い数字ではないと思います。 とにもかくにも、安達よりもはるかに危機感を持たなければならないのはナカジだと私は思います。年俸を見てもそれは明らかではないでしょうか。

  3. SECRET: 0
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    確かに、去年のナカジはファースト体型で 打たなくて、故障。 安達は年々ホームランが増えてるのは評価に値する。 ナカジは給料通りの働きを今年は期待したい。

  4. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! ホント、ファーストとしてもちょっと…っていう体型でしたからね。 今年はさすが!と言える活躍を期待したいところです。 安達、長打力が実は一番伸びているんでね。やっぱいいところを伸ばしてほしいなーと思いますね。

  5. SECRET: 0
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    コラムありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) 私は安達がショートに居てくれると安心します。 去年はチャンスの場面であぁー( ;´Д`)って思う事が有ったので、今年はフォームも変わってるみたいなの楽しみです(*^^*) HRも年々増えてたんですね? 頑張れ、安達??(((o(*゚▽゚*)o))) 2013年の動画はTさんがよく見えました(笑)

  6. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! 守備の指標を見ても、その安心感は明らかですよね。ポカは確かになくしてほしいけど… 得点圏は.246らしいですね…たしかに、もう少し打ってほしいところ。 ちなみに、あの年の岡田はあの後3本しか本塁打を打たなかったんですよ…(苦笑)

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