【管理人コラムVol.19】未来のバファローズに「昭和の野球観」は要らない。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
本日はコラムをお送りいたします。

本日のテーマは、新任の酒井勉一軍投手コーチについて、です。

■早速ですが、私は危機感を感じています。

何に対してか?
それは、今回のテーマである酒井一軍投手コーチに対して。
早速ですが、既に二つの看過しえない「問題を感じる考え方」が見受けられる。
今回は、その二点に関してお話ししていきたいと思います。

■リリーフは、「先発できない人」がやるものなのか?

まず、就任した直後に語っていた救援陣の先発転向案について。
確かに、案としてはなくはない。特に平野佳寿に関しては、今年リリーフで調子が良くなかったこともあるので、転向も十分考えていいのかもしれない。

ただ、問題はその考え方。

「私は先発できない人がリリーフに回るという考え方。リリーフがそろっているのは心強いけど、その前に試合が作れていないと意味がない。先発できるなら回すこともある」「みんなアマチュア時代は先発完投。平野はプロで新人の年(06年)に4完封していますからね」

↓前者の発言の背景にあるのは、おそらくこの現役時代のトラウマ。

デビュー年のシーズン後半から抑えになるが、元々先発願望が強く、抑えは本当に嫌だったそうである。「僕より球は速いし、フォークがあるし、タカ(伊藤隆偉)の方が抑えに向いている」とインタビューでも何度も先発復帰を訴えていた。結局1990年後半からは先発に戻っている。

まず前者の発言からは、今年は先発陣の調子が良かったことを認知していないことは明らか。
しかも、先発失格の烙印=リリーフ、というような考え方にこれでは映ってしまう。リリーフに起用された場合、信頼がないからリリーフなんだ、というように見えてしまう。
選手のモチベーションは、これでは大きく下がってしまうし、何より、先発でする調整とリリーフでやる調整は全く異質なモノじゃないか。先発がダメだったからリリーフ、なんて生易しい考えでは通用しないのは今年の吉田一将のピッチングが何より証明している。

で、後者の発言からは、今、どうなのか、という視点がまるでないのが伺える。
平野が完投していたのなんか、10年も前の話。しかも、その年すら故・中村監督の無茶な起用で完投を強いられて調子を崩してしまって、一年間調子を維持できなかった。二けた勝利をした経験もない。

そして岸田は二けた勝利経験者ではあるものの、昨年、すでに※先発としては通用しないことが証明されている。
※4試合投げて3試合で4失点以上。私が、もう先発で見たくないと思ったのはこの一発がきっかけ。

過去ばかり見て、夢よもう一度、みたいな方針の立て方で、今通用するようなプランを組み立てられるとは、私は到底思えないのである。

これだけにとどまらず、現在行われている秋季キャンプでも「過去」の幻想に囚われた姿を露呈してしまう。

■まさかの、うさぎ跳び…?

事件が起こったのは、秋季キャンプ2日目のことだった。
なんと、あの悪名高いうさぎ跳びをトレーニングメニューに入れていたのだ。
…筆者(28歳)が中学生時代ですら、うさぎ跳びはNGとされていただけに、この衝撃は大きかった。

…とはいえ、もしかしたら思い込みもあるのかもしれない。
プロが考えることだから、もっと先へ進んでいるのかもしれない。
うさぎ跳びには、ひょっとしたら良さもあるのかもしれない。
塚原は楽しいって言ってたし、もしかしたらいいのかもしれない。
(事実、この記事ではそこまで否定的な論調では記事を書かなかった。

…そう思って、下調べもしてみた。

すると、正しい(効果の高い)うさぎ跳びというモノが見つかった。
そのサイトによると、※下腿部を倒すトレーニングとして利用すれば、ムダな負担がかからないとのこと。
※下腿部とは、膝下から足首より上の部分。(ふくらはぎや脛の部分)
筆者も実験してみたところ、きついのはきついけど、ムダな負担がかかる感じはなかった。
で、それを踏まえて、トレーニングとして効果があるのだろうか、と思って※映像を観たところ…
※FBページの11/3の辺りをご覧ください。

正直、本当にただの膝に悪いうさぎ跳びだったので、愕然とした。
グループでやってたから楽しそうには見えたけど、膝に無理な力がかかるメニューで、特段やる必要性を感じなかった。
なんせ、メニュー名も「昭和時代のメニュー」って…いま、平成になって25年以上経つんですけど。
先述の件もあり酒井コーチは頭が昭和で止まっている人なんじゃないか、と疑わざるを得ないのである。
で、ケガをするのは若い奴が軟弱だからだ、とでも思っているんじゃないかとさえ感じる。

「最近の投手は足首、膝、股関節が弱い。ウエートで個々を鍛えても、接続箇所が弱くてはダメ。それにウエートは左右均等のメニューが多い。でも投手はバント処理でもアンバランスの中でバランスを取る動きが必要。それは室内ではなくグラウンドでないとできない」

一見、論拠があるように見えるけど、そもそもの身体のバランスを壊すようなトレーニングをする意味は、私は見いだせない。ついでに、彼はこんなことも言っていた。

「ウサギ跳びが体に悪いと言ったのは誰か。昔から故障した選手もいないですよね」

医学的アプローチからNGが出ている、ということを、誰か教えてやってほしい。
もっと言うと、トレーニングコーチの範疇に首を突っ込みすぎじゃな
いのか?とも思う。

■現代野球に、一刻も早くついてきてほしい。

…以上の点から、正直今のままでは来年も結果が出ないと思う。
言っちゃ悪いが、Bクラスがほぼ定位置だったチームにずっといた二軍首脳陣。
いったい、何を期待するんだ、という話。
もっと言うと、あの強いホークスがこんな時代遅れなことをしているとは到底思わないしね。

ホント、現代野球についてくる気を持っていただかないと、結果は厳しいと思う。
意識改革は、まずあなたからではないでしょうか。
未来のチームのためにも、頑張ってほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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「【管理人コラムVol.19】未来のバファローズに「昭和の野球観」は要らない。」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    コンディショニンググループの人たちわ秋季キャンプにきてないのかもr(・・*)

  2. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! ホント、このトレーニングが独断だとしたら、それこそ言語道断ですよね。

  3. SECRET: 0
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    コラムありがとうございます?? Twitterでキャンプに行ってはった人のを見てると3、4日には昭和時代のメニュー行われてないみたいですね… やっぱり体に良くなかったんじゃ??って思っちゃいました(^◇^;) 過去では無く、現在、未来に目を向けた指導をしてもらいたいですね…(^◇^;) と、実験されたんですね(笑)お疲れ様です??

  4. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます! で、大してやらないんだったら何でやったの?って話になりますしね。 ホント、野球をやっているのは今なんだから、今に向いた指導をしてほしい。 ありがとうございます(笑) まぁまぁ、いいフィットネスになりました(笑)

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