オリックス・福良淳一監督代行（５５）が、後半戦で借金１５を完済して勝率５割以上に導けば、来季の新監督に昇格する可能性が高いことが１６日、分かった。球団首脳が明かした。

　「勝率５割になれば、来季も指揮を執ることになるでしょう。期待しています」

　６月２日に森脇監督の休養に伴ってヘッドコーチから監督代行に就任すると、開幕から続いていた低迷に歯止めをかけた。就任後は１４勝１４敗１分け。２軍から宮崎、縞田らを抜てきし、Ｔ－岡田、安達ら主力の潜在能力も引き出した。

　監督人事は宮内義彦オーナー（７９）の専権事項のため、「勝率５割イコール昇格」にならない可能性もある。田口壮氏ら球団ＯＢの名前も候補に挙がっている。だが、指揮官としての実績が加われば、選手を熟知している分、外部招へいよりも来季に向けてスムーズに移行できるメリットは大きい。

　福良監督代行は前日１５日、後半戦に向けて「一戦一戦必死に戦って、なんとか（就任した）はじめの目標である５割を目指して頑張っていきたい」と意気込みを語った。それが実現したとき、代行の肩書きが外れ、名参謀が監督の椅子に座る道が開けてくる。

（ソースはサンスポ）