オリックス２日、丸毛謙一外野手（２６）から現役引退の申し入れがありこれを受理、任意引退の手続きを行うことになったと発表した。

　丸毛は今春キャンプで頭部に打球を当て、開頭手術を受けた。その後リハビリに励んでいたが、同一箇所に再び硬球が当たると命にかかわるということからリスクを考え、悩んだ末に引退を決断したという。

　丸毛は「今は後悔もなく、すっきりした気持ちです。これまで応援して下さったファンの皆さま、お世話になりました球団、すべての関係者の皆さまには感謝の気持ちで一杯です」とコメントした。

　３日のウエスタンリーグ広島戦（神戸サブ）で引退セレモニーを行う。今後は２軍スタッフとして球団に残留する。

　丸毛は大阪経済大から２０１０年１０月のドラフト会議で育成選手として巨人に入団。１３年オフに自由契約公示され、オリックスに入団した。１４年３月２８日の日本ハム戦で代走として１軍唯一の出場記録を残している。

　今春、宮崎キャンプ中の２月５日の練習で左側頭部に打球を受け、宮崎市内の病院で「急性硬膜外血腫」と診断され、緊急手術を受けた。

（ソースはデイリースポーツ）