投打に精彩を欠き、日本ハムに完敗したオリックスにとっては、泣きっ面に蜂となった。この日の試合中に右股関節を痛め途中交代したブランコが、１８日に出場選手登録を抹消される運びとなった。試合後に福良ヘッドコーチが「ダメや」と話し戦線離脱を示唆した。代わって２軍で調子を上げているヘルマンが昇格する。 

　助っ人が顔をゆがめた。２回１死一塁、上沢が投じた４球目を打撃動作を止めて見送ると、右足付け根を手で抑えた。５球目も見送り、四球で一塁まで歩いたが、代走・竹原が即座に告げられた。ブランコは試合後、「初めての箇所。痛みが少しある」と試合出場が厳しい状況を認めた。

　左膝痛が回復し８日に復帰したばかり。９日の日本ハム戦では今季１号を放つなど状態は上向きだっただけに再離脱は痛いの一言だが、さらなるアクシデントもあった。

　この日の試合前練習で鉄平が脇腹を痛めた模様。打撃好調のため１２日に昇格したばかりだが、こちらも離脱となり、代わって小島、伊藤を昇格させることが内定した。負傷者続出で波に乗れないオリックスに、またも頭の痛い問題が降りかかってきた。

（ソースはスポニチアネックス）