こんばんは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日ってことで、久々にコラム記事を書きたいと思います。
テーマは…注目の集まった「福良監督・続投」について、で行きたいと思います。
■まぁ、それでエエんとちゃいますか。
これが、福良氏の続投を聞いたときの率直な感想。
順位は4位。借金は10前後を行ったり来たり…。もちろん、褒められるような成績ではないのはたしか。ただ、今までのことを振り返ったときに、ここで辞めさせて果たしてプラスに働くか…と言われたら、私はちゃうな、と思ったので、続投でいいでしょう、って意見を持ちました。
具体的にいうと…結局、いまの首脳陣は「貧乏くじ」を引いてくれてる、と思うからなんですよね。
■ぞんざいに人を扱ってきたから、ぞんざいに扱われるようになっただけの話。
福良氏が監督代行を引き継いだとき、チームは破滅的状態でしたよね。
もちろん、森脇前監督の采配も芳しくなかったとはいえ、前年2位の監督が次シーズンの序盤で途中休養、っていうのはあまりの非常事態。結局のところ、この判断の結果が、森脇氏が辞めさせられたとき(岡田氏が辞めさせられたときも)にも感じた「この球団の首脳陣をやると、恥をかかせられるんじゃないか」っていうメッセージを発してしまうことになったわけで。
この結果が、代行から昇格するための当初の続投設定ライン(勝率5割をクリア)に達していなかった、外部で監督探しをしているという情報があったのにも関わらず、福良氏の続投、になった要因だと私は感じたんですよね。ぞんざいな扱いを繰り返してきたから、ぞんざいに扱われるようになった、という、ごくごくシンプルな話でね。
今なら、福良氏は、そんな窮状を見て、なんとかしたい、と思ってくれたんやと感じるんですよね。
■実績があればあるほど「引き受けにくい」チーム。
で、冷静に考えてみて、20年優勝していないだけでなく、その間のAクラスがわずか2回しかないチームを率いよう、なんて、そう簡単に踏ん切りつかないことではないですか?
しかも、全幅の信頼を持って任せてくれるわけでもなく、コーチ陣の編成だなんだという部分で横やりが入ったり、過剰補強でチームバランスを壊してきたり、契約年数から発せられるメッセージは「1年でなんとかしてください」。
…こんな状態で、果たして「やってみよう」なんて思えますかね?むしろ、実績があればあるほど、傷がつくだけ、って思ってしまうのが人間の性やと私は思うんです。
■20年でAクラスがたった2回の時点で、選手の力も絶対足りない。
ほんで、先述の状況から考えてもね…選手の力も足りないですよ。青波末期のころよりはマシにはなったとはいえ。20年でAクラスが2回しかない時点で、絶対に、選手の力も「ない」んですよ。首脳陣のせいだけとちゃう。ここを認めないといかんのちゃうか、と私は思うんです。
私も、このブログを書き始めたころは、とにかく采配に腹が立って疑問があって、かなりの批判を展開してました。
けど、冷静に考えたら、Aクラス自体が20年でたったの2回しかないチーム、ってこと。そして、他球団ではありますが采配面では定評のある伊東監督が今年、歴史的な最下位を記録しかけているということ。その上、当初采配面では疑問視されていた緒方監督が連覇を果たしたこと。そしてトドメに「首脳陣が持ってる情報とファンでしかない私が持っている情報は絶対に違う」という当たり前の現実を見ざるを得なくなったことで、乱暴な批判を目にするにつけ、正直寒気するようになったし、反吐が出るようになったんです。
だから、自分なりではありますけど、かなりブログの書き方は気を付けるようになったつもりですし、ひょっとしたらこういう可能性も…?ってところについて、角度を変えて考えてみよう、と思うようにしたんです。
…この辺を鑑みたときに、あぁ、采配(首脳陣)さえ良ければ…というのは幻想なんちゃうか、と。また、選手の力のなさを認めたくなくて、責任を「自身の処遇」以外では取ることができない(実際にプレーするわけではない)首脳陣のせいにして選手をかばうことによって、目の前に起きている現実から逃げていたのかもな、と思うようになったんですよね。
■熟慮して、信じるってことの先に、Aクラスもとい、優勝が待っているんじゃないか。
福良氏の契約年数は、またも1年。成績面を考えると致し方ないですが、1年契約の連続(3年契約ではない)って時点で、焦りから策を弄してしまうって側面は十分にあると思うんですよね。そこが采配面で無茶をする素地にならないかは心配です。
それこそ、少々無茶に見える投手起用だって、結果を出さないと次がない、って立場なんだから、そりゃそういう形になっても不思議はないですよね。我々ファンは「責任取らんでいいから」、未来志向の理想論を放言できるわけで。現場は勝つことが死活問題ですもんね。どんなにバファローズを好きなファンだったとしても、それによって「生活」が懸かるわけではないですよね。ゲームするように、理想を追っかけてるだけでいいファンとは、意識が違って当たり前。
だからこそ、私は福良監督および首脳陣、選手の事ももっと慮っていきたいと思うんです。理解しようとして、信じてみよう、って動きをまず先に取っていきたい、と思うんですよね。
そうやって、しっかり熟慮して、信じるってことの先に、Aクラスもとい、優勝が待っているんじゃないか。そんな風に私は思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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1年で結果を出してくださいと言われても中々難しいですよね。
選手の力が無いのも事実ですよね。
ユーキさん
コメントありがとうございます!
結局、3年間やってるとはいえ、1年契約の×3。3年間やったんやから、とは言っちゃいけない気はしますね。
采配がー、とか、首脳陣がー、って言うようなレベルの選手ばっかりなら、それは弱いですからね。
続投が決まった以上、自分は応援するだけです。
岡田監督、森脇監督をあんな辞め方をさせた以上、実績ある人の召集は望めないでしょう。選手起用にもフロントの横槍が入ったりするという噂もあるくらいですし。
(どこにでもあるんでしょうが…)
ソフトバンクも今は強いですが、それは土台を作っていたからこそ。一気には変われないのですから。
ゆうさん
コメントありがとうございます!
ほんと、特に岡田氏のは尾を引きましたよね…。選手の怠慢やコーチ人選の件もあらわになりましたしね…。で、森脇氏でトドメ。
実績がある人に来てほしいなら、それこそファンもカンタンに辞めさせないようにしないと…。
ホークスだって、90年代前半はボッロボロでしたからね。采配なら王氏だって結果ひどかったけど開花するまで10年近くかかったわけですしね。
ほんま、とにかく長い目で見る。これを「すぐに」やらないと、ですね。
とても興味深く読ませていただきました。
いわゆる『火中の栗』を拾ってくれたのは福良氏にチーム愛があったからだと思ってます。ライトスタンドに掲げられている青波魂、そして勇者魂。
自分が気に入らない采配や用兵をするからと批判する前に、もう少し冷静に俯瞰な目線でバファローズを見て欲しいですね。
観客動員が減っているのは残念ですが、自分は来シーズンも応援しますし、出来る限り参戦も続けます。
磁石団長さん
コメントありがとうございます!
まー、実際問題「いい采配」をするための土壌が整えられていないのも事実、ではあるんですが…。
フロントがムチャクチャやったせいで指導力(指導欲、ともいうかも…)のないコーチ陣しか用意できなくなったことだったりもあって、私は特に二軍の様子が気になりますけどね。
なんせ、応援していかんとね。ファンが選手の邪魔をしてもしょうがないですしね。
プロの監督という職は12人しか出来ない職業なのでなりてがないのは違うと思います。
ぶっちゃけ昔とは違い今の戦力みたらかなりオイシイチーム、物件ですよ。
勝つパターンが決まっているのが(ホームラン野球)ここが問題なんだと思います。
それ以外のイロを出すのは選手というより首脳陣の役目でしょう。
一概には言えないませんが選手の能力を引き出していないと思えて仕方ないですけどね。
あかさたなさん
コメントありがとうございます!
それなら、「一人しかなれないはずの」侍ジャパンの監督はどうして、あんなになり手がいないんでしょうか?オイシイって観点なら、ドンドンなり手がおって当然のはず、ですよね?
結局は、みんな叩かれたくないんですよ。今はネットで人格を蹂躙するような叩き方をする人が球団に近い距離にいるわけでね。ライフプランをしっかり練っている人なら監督の給料と安定した人生を天秤にかけたら、そう簡単に監督の道は選べないと思いますよ。
それこそ、西武の森監督が、優勝して割と近い段階の横浜(暗黒期ではなかった)で監督になって失敗して、キャリアに大きな傷がついて、その後がないわけですし…。
そりゃ昔と比べたらマシですけど、結局は連続してAクラスになったことは一度もないわけで…。選手自身もちょっとマークされたらすぐ実力が発揮できなくなるのが現実だと思うんですよね。
勝つパターンは現状ソレしかないじゃないですか。今年は足を使うバッターが軒並み2割前半しかない(これはもちろん、指導力にも原因がある)うえに、鈍足マンを大量に補強されたんですから、正直そこは可哀想だと思うんですよ。もちろん、今のままでいい、というわけではないんですが…。
JAPANと12球団監督とはまた話が違うと思います。JAPANをやってると12球団監督は遠のくからなりてはいないんですよ。
あくまで12球団監督が野球人の最大の目標。三年もブランクが空けば12球団の情勢も変わればJAPAN監督になってしまえば12球団の監督優先順位も変わってしまう。タイミングを逃したくないからJAPANの監督は避けてしまうのですよ。
補強もあるでしょうけど上位を固定してないことが大きいでしょう。1番岡田やマレーロなんか補強とは別の問題。
あかさたなさん
コメントありがとうございます!
仮にそうだったとしても、現実問題としてうちの球団は岡田氏以来、スムーズになり手が見つかっていないじゃないですか。
言うてしまえば森脇氏だって、しかたなく、に近い就任要請をしたのにあんなむごい切り方をしてしまったんですから、そりゃ厳しいもんがあると思いますよ。いろんな人が公言していますが、「あそこは現場に責任をなすりつけてばかりでフロントが責任をとった試しがない」ってね。まずはここからなんとかせんと…。
上位の固定も、正直厳しいでしょう…。というか、うちの選手は総合力が低すぎますわ。走力と打力が伴っている選手がいない(本当は西野や安達がそうなっていないといけなかった…)、育てられていないのがね…。2塁打の少なさがそれを物語っていると思います。糸井に甘えてばっかしになってたんやなぁ…と今になって思いますね…。
結局この球団はフロントの我慢が足らなくて、チームが育ってないんでしょうね。今回の管理人さんのブログを拝見して、より一層そう思いました。
そういう点も含め、個人的にはこのオフに注目しています。今年は去年に比べ、チームが育ってきている様に感じています(イライラするゲームが比較的少なくなった)。ですので、オフの補強のピント合っていれば来年は上位進出もあり得るな、と思っています。たぶんそこがこのチーム(フロント)の1番の問題点かな、とは思うのですが(笑)、監督を我慢して続投したので、少しだけ成長が見れました。あとはそれを1年間絶対に変えないという事と、コーチも1年間変えないでいい布陣にしてほしいと願うばかりです。
あ、そうそう。実はこのチーム、阪急時代も含め、現役を自チームで過ごした監督で優勝した事ないみたいですね。ですので、福良氏と次期監督(になってほしい)の田口氏のどちらかで優勝できるまでフロントには是非とも我慢してほしいものです。
さとし44さん
コメントありがとうございます!
私が幼少期は、ぶっちゃけ「阪急の遺産」でAクラスを維持している状態だったんだな、と今なら思いますね。
スカウト三輪田氏の自殺や、それに伴ったかどうかはわかりませんが時を同じくして獲得選手のレベルの著しい低下、異常とも思える首脳陣の低レベルさ(今の状態は石毛・レオン・伊原時代に比べたら屁でもない)、合併によるファンを含むチーム全体のまとまりのなさ…。この負債が、ずーっと残ったまんま来ている、ってことなんやろうなぁ、と思います。
実は、15年の大補強だって、こう言っちゃなんですがナカジさえ手を出していなければ(もしくはめちゃめちゃ厳しくあたって、身体を即作らせていたら)、そこまでまずい補強でもなかったんですが…。保険をかけた一枚が、結果的に現場の枷になってしまうケースが多いですね…。
とりあえず、変な辞めさせ方だけは絶対にしないようにしてほしいところですね…。言うてしまえば、これは私自身も反省せなアカンところですけど、ファンが辞めろ辞めろの大合唱をすればするほど、優勝は遠のくんかもなぁ…って思うようになりましたね。コーチ陣も、それこそ学びをもっと大切にしてほしいところです。特に、風岡氏は来年も留任するならば(実は、彼だけは放置している課題が大きすぎるので今季限りでいてほしいんですが…)かなり変わってもらわないと困ります。
福良氏も、本当に実力がなかったらあそこまで人望があるわけないと思うんですよね。とにかく優勝、Aクラスを常に争える状態を作ってほしいと思います。