こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
本日はコラムをお送りいたします。
今回のテーマは、柱になってもらわないと困る男、T-岡田こと、岡田貴弘外野手です。
■秋季キャンプメンバーから漏れた、岡田貴弘。
秋季キャンプの話題へとメディアが移行する中、その輪に入ることができなかった男がいた。
男の名は、岡田貴弘。バファローズが誇る生え抜き大砲である。
彼はアキレス腱を痛め、秋季キャンプのメンバーから外されることになった。
…そんな彼を語る上で、ホームランは欠かせない。
2014年クライマックスシリーズでのこの一発は、誰もが涙したのではないか。
…それと同時に、彼を語る上で欠かせないものがある。
そのキーワードこそが、故障、である。
■岡田は常に、故障に苦しんできた。
思えば、彼はほぼ全てのシーズンで故障に苦しんできた。
本塁打王を獲得したシーズン(2010年)から、毎年のように肉離れなどの足のケガを頻発させている。
※2011年は目だった故障はなかったが不振。2012年肉離れ、2013年肉離れ、2014年は腰痛で出遅れ、2015年も腰痛などを発症。
で、その主な原因というのが、彼の体重…と、言いたいところだが、「性格」にあると私は思うのだ。
どういうことなのか、以下の段で説明していきます。
■これでもかこれでもかと、フォームをいじりまくってきた岡田の歴史。
彼は2010~2011はノーステップ打法。
2012はすり足打法。
2013は一本足打法。(うまくタイミングが取れず、すり足よりになったりと、迷いが見られる。)
2014はメジャーリーガーのセシル・フィルダーを参考にしたフォームなど、非常に数多くフォームの改造を行っている。
※ちなみに、プロ入り時は一本足、その後すり足へと改造を行っている。
そりゃぁ、微調整はどの選手も行っていると思うが、タイトルホルダーでありながら、大改造をこれほど何度も何度も…というのは、正直他に例を見ない。
当然、打撃フォームは染み込ませるために素振りなどの多くの練習を必要とするため、一から何度も何度も作り直すのは、そうそうやるもんじゃない。
打撃フォームを変えれば、当然身体への負担のかかり方も変わってくる。
いわば、ルーティーンが毎度毎度変わっているようなもの。
ケガの遠因に繋がる理由としては至極妥当だと思う。
■岡田は、人の影響を受け過ぎる。
で、こういう状況に陥りやすい原因が、岡田自身の「影響を受けやすい」性格にあると思う。
本塁打王を取ったシーズンに、当時の正田打撃コーチからノーステップ打法を提案されてうまくいった経緯があるからなのか、人のアドバイスを取り入れすぎて自分の形を見失い、グチャグチャになっている場面が多く見受けられる。
※一番ひどかったときは、毎打席フォームが変わっていたと解説の村上氏に指摘されていた。
毎度フォームが変わったりすると、当然のごとくボールの見え方が変わってしまうし、何よりそのフォームがダメだったのか、たまたま結果が出なかったのかの検証ができない。
これではいくらなんでも遠回り過ぎると思うんですよね。
ちなみに、プレーとは直接関係はないが、週刊誌の一件でツイッターに怒りをぶちまけたことも、彼の影響の受けやすさを物語っている。
■体重を増やして、成績が上がる?
そして、先日、岡田は体重増を宣言した。
本人曰く、長打力を追い求めての決断とのこと…
だが、その増やしたい体重の99kgは、今までの足の故障歴を考えると、重い。
※立場的に比較されやすいファイターズ中田は、93~94kgになってから安定した結果が出始めた。
彼は、ケガで出場試合数が大きく減っていることが成績ダウンに繋がっていることに関してはどう思っているのか。 来年も外野手としてやるならば、走っても大丈夫なカラダを作ることがまず先じゃないのか?
チームの戦力構成を考えても、岡田は守れないとレギュラーは取れない。
(アキレス腱痛は疲れが出てくる夏場に増やした体重が、身体に負担をかけたことが原因!)
…だから、体重増が成績アップに繋がると考えているなら、それはズレていると私は思う。
もっと言うと、来年もケガしていなくなるのかな、って思ってしまう。
■岡田には、自分を信じる力が必要だと思う。
私は、岡田に「自分を信じて続ける」ことをしてほしい。
いけると思ったことは、調子が悪いからといってすぐに止めたりせずに結果が出るまで続けてほしい。
それこそ、「体重増で結果が出る」と本人がホンキで信じているなら、私のような外野の声にブラされたりせずにやり切ってほしい。
どうも、あと少し頑張れば結果に結びつくのに…というタイミングでやめちゃってるように思えて仕方がない。
続けていかないと、積み上がっていかないからね。
逆を言えば、続ける力があれば、周囲の目だって変わってくるわけで。
ヘタな軽いアドバイスをされなくなって、本人にとってもやりやすい環境が作れると思う。
今年の96kgへの減量だって、それが四月の不振の原因だったとは思わない。
不振だった4月の岡田は単純にボール球を振ったり、連敗続きのチームメンタリティに引きずられて心が負けてただけのこと。 むしろ、球を安定して見極めができるようなトレーニングをしていく方が、好成績に繋がるんじゃないかと思う。
岡田は、押しも押されもしてはいけない立場。
というか、プレミア12に選ばれていないといけないはずの立場。
来年はチームを引っ張らないといけないんだから、本当に頑張ってほしいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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