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【管理人コラムVOL.54】「援護率」を上げて、バッテリーをもっとラクにしてあげてほしい。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日が続きますんで、ナイター時間帯にコラムを書きたいと思います。

テーマは…バッテリーについて、って形でいこうかと思います。

■一貫して、「鈴木氏を含め」バッテリーを責める論調には大反対。

正直、だいたい試合の記事でもお話ししていますけど、私は鈴木氏も含めたバッテリーを責める論調には大反対。

理由はごくごくシンプル。援護率が悪すぎるからなんですよ。交流戦打率1位?そんなもん知るか、っていうレベルです。いやこれマジで。リーグ戦はいざ知らず、交流戦の援護率はなんと「2.84」。エースクラスの防御率かよってレベルです。そんな「圧がかかる」中でもCS率は5割。十分問題のない数字ですし、なんで責められなあかんねん、ってレベルです。

指導方法の好き嫌いはしょうがないと思いますが、シーズン中の更迭とかが「あり得てはいけない」数字なんですよ。もしこんな数字でイチイチ辞めさせてたり、配置転換なんてしてたら今以上にだーれもコーチ、やってくれなくなるのも目に見えてますやん。(ちなみに過去二年配置転換が起きたときは先発が一切試合を作れないことが主因で、勝ちようがないレベルでしたからね)

おとといのコラムでもお話ししましたけど、打率が1位だからこそ、よりこんな援護率ではいけないんですよ。塁を賑わすだけ賑わして、わざわざ相手に「ピンチのあとにチャンスあり」を提供している状態なんですから。まずはこっちの解決が先。走塁面とかマジで頑張っていかないと厳しいと思います。

■「低すぎる援護率」は、伊藤の起用を渋らざるを得ない理由でもある。

で、この「低すぎる援護率」は、「捕手・伊藤」の出番が少なくなった元凶のひとつ、だと私は思っています。

伊藤は、投手の被・ビッグイニング(5失点以上)の回数が、若月よりもマスクをかぶった回数が少ないのにも関わらず、若月よりも多いんですよ(先発に限れば、若月がビッグイニングを作ったのは実はこないだのディクソンの一回だけ。しかもエラー絡みなので自責点はこの限りではない)。特にあの6/6のタイガース戦、そして5/23のイーグルス戦みたいなスコア状況があると、今の打線でなくても取り返せないですしね…。(加えて、今年の金子はここ2年の離脱レベルのコンディションに比べたら全然いい方だけに…)

加えて、伊藤自身の打率も.208。得点圏こそいい数字を残していますが、それでも試合を作ることよりも重要視できるほどか、と言われたら…。少なくとも、伊藤ひとりの力で援護率が大きく上がるとまではイメージできないですよね。

守備力(捕ったり、投げたり。特に投げたりに関しては鈴木氏も絶賛していた)は実際問題伊藤の方が上ですが、それよりも「序盤で試合を壊さないこと」が、点が思うように取れていない現状ではもっと大事。だからこそ、冒険しすぎずに傷を大きくしない若月のリードが買われている、というわけだと思うんですよ(逆に言えば、伊藤は序盤で試合を壊しにくいリードさえできれば、まっだまだ正妻を取り返すことは十二分に可能なんですよ)

しかも、若月はまだ今年22歳になる代。伊藤も十分若い(今年28歳)とはいえ、若月はそれより6つも若いわけですから、将来を考えても若月が有利なのは仕方がないんですよね。明快に数字で取り返さないと今後も今の状況になる可能性が高いと思います。

■若月は、攻守ともに課題だらけだけれども…

では、若月に問題がないか、と言われればもちろんそんなことはなくて。

送球が逸れ気味(エラーもあった)なのは複数回見ていますし、足を動かさずに手だけでいってワイルドピッチ(これは投手の失投にも繋がるのでよろしくない)っていう場面は何度も見ていますから、そこは非常に気になる(流れを悪くする失点)ところではあります。

もちろん、打撃も今の数字ではアウト。.200は確実に超えて、.250前後くらいはほしいところなのも間違いないと思います。守備も含め、これらのポイントがバッシングされるのは致し方ないこと。捕手=捕り手と考えたときには基本的なことですからね。

ただ、配球面に関しては自信を持ってもいいと思うんですよね。現在、先発で最もいい防御率を記録しているのは山岡(2.59)ですし、今年は不安定な面が顔を覗かせているディクソンが防御率自体はまとめて(3.27)5勝を記録できているのは、少なからず若月の力もあると思います。いろいろ言われているようですが、自信を持つべきところは持ってやってほしいと思うんですよね。

■点をもっと取ってくれれば、配球面はもっとラクになる。

さて、話を投手陣に移しますと…相変わらず、よく頑張っていると思います。

交流戦防御率こそ3.79ですけど、QS率5割が示す通り、試合は作っているんですよね。そりゃ松葉あたりは「惜しい」投球が目立ちましたけど、そもそももっと援護してくれや、ってところが大きすぎるんでなんも言えないですよね。

マジな話、打てば投手陣は粘りを取り戻すと思います。もっと言うと、点さえあれば、配球面の制限も解ける(さらにいうと、リリーフの酷使もしなくて済む)んですよ。

点差の少ない試合があまりにも多すぎて、常に一発が出るのを怖がらなければならない状況に置かれているわけで。配球が外ばっかり、みたいな批判も根強いですが、いっつも点差がないんですから、そりゃ基本そうなりますよ。近めは投げ損じたら死球 or ど真ん中。外は投げ損じても「大外れ」っていう回避ルートが残っているんですから(だから福良氏は「外を内側に投げ損じないこと」に関してはかなり強く投手陣に言ってますよね。)。

むしろ、近めもう要らんで!ってときに無策に突っ込んでガツン!って方がだいぶマズいと私は思うんです。近めを嫌がっていて、外は合っている、っていう明快な根拠を示せなかった場合は、リスク回避を怠った、って判断になってしまいますし。

■外の投げ損じが多くなるほどに、コンディションが下がる起用は要改善。

ただ、コンディションとのバランスを見た起用法を考えると、外をかなり投げ損じてしまうほどに酷使気味になっているのは事実かなと思います(先日の吉田一将4連投、2年続けて肩を痛めている近藤大亮も、その状況を考えると登板数が多すぎるかなと感じる)。やはり、投げる点差、登板間隔を空けすぎない、などのルールを明確に決めて運用する、ってことをやってほしいというのは思いますね。

もっとも、これも理想論に過ぎず、実際「われわれには見えない」ブルペンではぜーんぜんボールが急に行かなくなったとか、思ったよりも肩作りが遅れた(先日の阪神戦での東明の登板時。本当は赤間にもっと早くスイッチしたかったそうで…)とか、あるんでしょうけどね…。

■得点力が上がれば、また連勝街道にも乗っていけるはず。

今回はバッテリーをメインにコラムにしたつもりだったんですが、やはり打線が重要、って話になりましたね。

せめて、自軍よりも下位であるファイターズには援護率で勝てる…とまではいかなくても(1点以上差があるので)肉薄するぐらいに数字を上げていかないと、と思います。根本的に打てない、とかではないんですから、工夫次第で得点力は一気に上がるはず。

そうすればまた、一気に連勝街道に乗っていくことだって、まったく夢ではないと思うんですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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