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【管理人コラムVol.28】「史上最低」のチーム状態から復活するための「シンプルな提案」。

こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
カードが一回りしたことをきっかけに、今日はコラムをお送りしたいと思います。

テーマは、今後バファローズが浮上するためのカギ、としてお送りします。

■今のチーム状態は「史上最低」。

率直に言って、今のチーム状態は「史上最低」。
ほぼすべてのデータで12球団最下位付近をさまよっており、中でもチーム防御率は驚愕の6.88。
で、直近の内容だけで話をすると、金子・西の著しい不調…っていう話になる。
実際問題、私も予想もしていなかったこと、である。

ただ、今のチーム状態がおかしくなった原因は、そこではないと私は考えている。
というのも、金子・西の調子がおかしくなったのはもっと根っこに横たわっていた問題の「副産物」に過ぎないから。
では、その根っこに横たわっていた問題、について次の段でお話ししていきます。

■大きな問題に「なってしまった」、ショートは誰が守るのか問題。

おそらく、ファンの皆さまもご存知かと思うのだけれど…
キャンプ・オープン戦あたりから、「コレ、どうなん?」っていう問題が、バファローズでは多く山積みになっていた。

その中でも一番大きな問題だったのが、病気離脱していたショート安達の穴を誰が埋めるのかって話。
いや、この言い方だと正確ではない…一番大きな問題に「なってしまった」といった方が正確かと思う。
本来であれば、ショートを守っている人間を一並びにして、守備力でセレクションすればサッと解決した話。
もちろん、安達レベルに及ぶショートってなると結構な難しさにはなるだろうけど、少なくとも破たんが起きないように…ぐらいはできたはず。

で、キャンプではいろいろな若手メンバーが守っていた。
縞田、岩崎、原拓也、大城、鈴木、そして外野から志願コンバートの吉田雄人…
とりあえずはこのメンバーの中から選んで、守備の破たんがないように、っていう思いで見ていた。

ところが、オープン戦に入るぐらいの辺りで「あの男」がショートへのそのそと入ってきた。中島宏之である。
実際問題、昨年よりは体重を絞っており、まぁ実際に守らせてみるのはありか…とは思っていた。
ナカジは上記のメンバーより「実績」では上ではあるから、守れるなら大きいってのはあったから。

で、オープン戦での姿を見る限り、「あぁ、これは本番ではナシやな」と私は思った。
3/8のカープ戦でルナの打球をゲッツーにできなかったこと、その他送球がイマイチ安定していないこと。そして何よりも、致命的な守備範囲の狭さ。
この時点で、ナカジの守備が「?」ではなく「×」であることは、ファンは誰もがわかっていたはずだ。
オープン戦は、そういうジャッジメントを下すために、勝敗を度外視しているわけでね。

■チーム全体に波及した、ショート中島が呼んだ波紋。

それなのに、開幕のショートにあの監督は「中島宏之」を選んだ。
ホンマに大丈夫かいな…と思ったら、案の定、といった能力不足(ミスも含む)を露呈する。
自分のカラダより右側の打球はほぼ全て、飛びつきもせずスルーしてヒットにするという状態で投手の士気を下げ、キャッチャーには「守れないから」という理由で三振を取るリードを強いて球数を増やし苦しめて、挙句の果てに内野手全員エラーという大記録を達成までに至った。

金子と西はそれぞれの最初の試合でバックにナカジが守っており、金子はたった6イニングで119球に達して7回につかまった。
西に至っては、初っ端になんでもないショートゴロをナカジが握り損ねて内野安打にしてしまいリズムを大きく崩し、大炎上。
最初の登板がこんな形になってしまったことによって、今日まで自分自身への疑念が晴れず、彼らのリズムは狂ったままだ。
彼らは「人のせい」にするような投手ではないから、余計に苦しんでいると思う。

で、上記の西の試合を最後に中島ショートは封印の運びとなった。
その試合以来、少なくともエラーが目立って負けた、という試合はなくなった。
如何に影響が大きかったかがわかる。

たった4試合。されど4試合。正直、この程度で辞めさすなら最初からやらなくてよかった。
もし肝いりの案だ、と言うのであれば、誰かに文句を言われようとやらなきゃいかんし、そもそもキャンプ初段階からナカジに必死にやらせなあかんかったわけで。

■「誰が見てもわかる問題」を、あの監督は「些細な問題指摘」でマスキングしていた。

このショート問題を初めとして、ランナー投球をオープン戦でしっかり確認することなく本番で「ネタ外国人」としての姿を露呈したコーディエ、調整が誰の目にもうまくいっていないのは明らかだったサトタツなど、結局のところ、「誰の目にも大きく見えていた問題」を真っ直ぐ見つめようとしていなかったことが、このとんでもないチーム状態の原因である。
それどころか、岩崎の走塁ミスや、ルーキー大城の練習試合でのエラー、結果はよかったのに意味なくイチャモンをつけてさちやを叱り飛ばして「私には問題意識がある」かのようにマスキングしていたのである、あの監督は。かえすがえす腹立たしい。どこの悪徳政治家や。

ホント、やる気がないのであれば、昨年の時点で続投なんかせず、球団を困らせてでも固辞していなければいけなかった。
指導者歴が一年目ならまだ我慢する気にもなるが、経験豊富な人、っていう立ち位置である以上、もうこの先を期待する方が野暮というモノ。

■「明るく、ポジティブ」な提案。

ただ、私は昨日の段階で「明るくポジティブに」っていう話をするトライをしよう、って話をしていた。
果たして、どうすれば前向きにチームが好転するのだろうか…ってことを頭をひねって考えてみた。

一番簡単なのは、単純に「今の」数字を純粋な目で見て、結果がよければ使うってこと。
そして、結果が悪い人間を誰であろうが容赦なく使わないということ。
シンプルですがコレしかないと思う。

なんでこんなシンプルな話をするかというと、こんな当たり前のことも現在出来てないからだ。
申し訳ないけど、松葉やサトシュン、角屋は下で数字が上がってないのに上にきて案の定打たれているわけでね。
こういう起用を見てどう思うかっていうと、ただ面白くないわけよ。
二軍では鈴木優、佐野、育成塚田らが結果を出している(鈴木は前回打たれるまでは二連勝していた。)
まず上げるなら彼らが先やと思うわけ。もし打たれたとしても、一軍でやるのに何が足りないのかが分かれば練習も身が入ってチームの雰囲気良くなるやろと思うのよ。

野手でもそう。
トライを一試合も使いもせず二軍に落としたけど、上げてきたのが田中なんて、誰が納得するねんって話で。
トライは下で.357も打っており、代打で使うことだって可能な選手なわけでね。
伊藤や山崎がよろしくないときに代打に立たせれば、何の問題もなく用兵起用がスムーズやんか。

そんで、去年はあれだけボロカス言われていた小島も、今なら一軍アリだと思うのよ。打率.300一応打ってるんやから。
去年アレだけ叩かれたのは、数字が上がっていないのに一軍に上げて案の定だったから、って話でね。
そしてもちろん、内外野こなせる最強ユーティリティープレーヤーである岩崎なんて、二軍にいること自体がそもそもおかしい。
名指しでいうが、今の小田は一軍に必要か?守備は去年よりヘタクソになってるし、打ってないし、外野しか守れないから使い勝手良くないやろ。(もっとも、彼も去年訪れた旬を首脳陣がミスミス逃したかわいそうな選手。本当にもったいない。)

で、もっと言うと「数字があがっていないのに一軍」ってのは本人も不安なわけで(大城が昇格の際、「ビックリした」って言ってた)。
結果を出せさえすればいいかもしれないけど、出せなかったらファンはもちろん、チームメイトからも白い目で見られるって現象は当たり前に起こるわけで。
こういうことが無意識であっても頭を過ぎるから気持ちが弱気になって、四球連発とか積極性を欠く打撃とかって現象が起こってるんやないのかと思う。

■いちファンであっても、私は言わないより言う方が変わる可能性があると思うから。

ほんで、ファンがこういうこと言っても何も変わらないじゃん…みたいな意見も耳によくするけど、私は違うと思う。
そりゃー、届く確率は低いかもしれないが、もしかしたらなんかの拍子に目に触れるかもしれないし、少なくとも本音を押し殺して黙っているよりいくばくか、現状が変わる可能性はあるわけでね。

私は、仲良しこよしで勝てない野球より、競い合って勝てる野球をしてほしいって願っている。
幸い、まだシーズンは始まったばかりなんだから、意識を変えていけばまだまだ間に合うと思っている。

純粋に数字で見よう。
うちの選手は能力は絶対ある。
その単純なことだけで、チームの雰囲気がガラッと変わるのは間違いないと私は思う。
こんな馬鹿にされたままで終わっては絶対にいけないんやから。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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