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【管理人コラムVOL.56】武田健吾がレギュラーを掴むために必要な「2つのポイント」とは。

こんばんは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。

後半戦開始直前ってことで、注目選手をピックアップしてコラム記事を書きたいと思います。

テーマは…こちらの選手。

成長著しい、武田健吾外野手をテーマにお届けします。今日はちょうど武田の背番号にもちなんで、56回目のコラムです。

■なぜ武田を固定しないんだ!

率直に言って、今年もまたバファローズファンの不満が溜まっているのを感じます。

現在4位、借金3。私は別に怒るような成績ではないと思いますし、言うても4位での首のすげ替えは反対(注:今のファイターズにまくられるようなことがあれば別)って意見を出しています。

で、4位程度でクビを挿げ替えろみたいな意見が噴出する背景には、やはり采配・起用面があるのは間違いないと思います。その中でも特によく見るのが「なぜ武田を固定しないんだ!」というもの。

武田の成績は.305 2本 11点。昨年までのお寒い打撃成績を考えるとまさに長足の進歩を遂げた選手。シーズン前の宣言通り、レギュラーにも手が届きそうなくらいの活躍だと思います。交流戦ではあわや首位打者か、というところまでの活躍も記憶に新しいところ。

では、そんな彼はなぜ、レギュラーに固定されないのか。

■武田と駿太が「争う必要がある」ことを証明する、興味深い数字。

正直、最初は本当に分からなかったんですよ。

武田が知らないところでケガしているとか(実際、親子ゲームで2つの死球を受けたり…ってことはあった)、はたまた相手先発が右なら左打者の駿太、左なら右打者の武田、というただの左右病なのか、とか、いろいろな考えを巡らせてました。

※ちなみに、武田は対右投手の方が数字がいい。右.311、左.292。プラトーン起用をするような数字ではない。

ただ、今日改めてデータを調べていくと、興味深い数字が見つかりましてね。その数字というのは「OPS」なんです。OPSとは、長打率と出塁率を足した数字で、得点との相関関係が高いと近年かなり重要視されているデータのひとつ。

先ほども言いましたが、武田の打率は.305。そして駿太の打率は.266。正直、このデータで駿太を使うのは「完全にナンセンス」といわれても仕方がないところ。ところが、OPSを算出してみると…

武田健吾 出塁率.333、長打率.383。OPS.717
駿太 出塁率.307、長打率.406。OPS.713

なんと、4厘しか差がないんですよね。これを見たときに、浮かび上がりづらい武田の課題と、駿太のストロングポイントが見えたんですよね。

■武田のウィークポイントと、駿太のストロングポイント。

よく試合を観ている方はご存知かと思いますが、武田は超がつく早打ちの選手。初球の打数が駿太の3倍と、かなりの積極打法。初球の打率も高く.395。ただ、それゆえに四球を選べず、淡泊さも目につく(打率に対する出塁率が伸び悩み気味)という側面もあるんですよね。

その一方で、駿太は武田に打率こそ劣りますけど、長打率は武田より2分高いんですよね(実際、打球速度も駿太の方が速いように思う)。加えて、打率と出塁率の差を計算すると、武田よりは四球も選べている、ということでもあります。

さらに、ご存知の通り守備力はトントン。これらのデータを踏まえると、むしろ片っぽを固定して使う方がオカシイぐらい、ですよね。

■武田は今後、長打力と走塁技術の向上が必要なんだということ。

で、今回調べてみて思ったのは、武田がレギュラーを獲るためには長打力(と走塁技術)を高める必要があるんやなってこと。

実際問題、武田の打球は「捕らえた!」っていうモノがフェンス前で失速したりすることが多く、深々破った!みたいな打球が少ないのもまた事実(単打が42本。3塁打は0。2塁打も7。加えて武田には走塁技術に決定的なモノがないため、固定する戦力としてはやや物足りない)。今のバファローズの現状を考えると、長打を出せるメンバーは非常に重要。マシにはなりましたが、思ったように点が取れているとは言い難いですしね。

それに、武田には小さくまとまらずに、5ツールプレイヤーになってほしいんですよね。その素養がある選手だと思いますしね。サファテからホームランを打ったことが証明するように、長打力は絶対あるはずなんですよね。

■首脳陣が「オカシイ」という「色眼鏡」も、そろそろエエんちゃうかと。

ほんで、もう一つお伝えしたいのが…首脳陣のやってることがオカシイという色眼鏡をかけて物事を見るのはそろそろ、エエんちゃうかってこと。

それこそ伊藤の件(本人がふがいない、ってことをきちんと理解している)もそうだし、今回の武田の件もそう。加えて、先日かなり厳しい対応をされた山崎福也完封って結果で応えてきたわけで…。去年とは違って、選手の性格などを理解した上で対応をしている、って部分は感じられるようになってきたと思うんですよね。

だから、少し納得がいかないからと言って暴言をぶちまける前に、本当に「おかしい」のかどうか、理解をしようとする姿勢は大事なんじゃないかと思います。そのひと手間をかけることで不要なイラ立ちを失くせるし、気持ち穏やかに応援に集中できるんじゃないかと思うんですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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