こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
試合の中日（なかび）なので、コラムを書こうかと思います。
今回のテーマは、小島脩平内野手です。
■あの「小島」が…？
あの、「小島」が…？
二日連続のヒーロー…？
こんな感想を持ったバファローズファンは多かったはずだ。
前回カードのライオンズ戦。
第一戦では内野安打から貴重な決勝点を演出。
第二戦では自ら勝負を決めるサヨナラタイムリーヒット。
それこそ、「手のひら返し過ぎて手首が折れる」と表現している方もいたほど、小島の大活躍は驚きを持って迎えられるモノだった。
■「チャンス」を活かしきれず、伸び悩んだ3年間。
もっとも、先述の通り、今年…というか、ルーキーイヤー以外の小島の状態は、とても褒められたものではなかった。
ルーキーイヤーは俊足を活かして一試合4安打などの活躍で、調子の波はあったものの将来には期待を持たせる内容だった。
しかし、2013年は当時の宮崎と同じで「チャンスをあげすぎた」選手の代表格状態（22-1。.045）。
昨年は打席に立つ機会はわずかに一回。（その打席は三振）。
正直な話、この状態で期待をしろというのが無茶な話だった。
■逆風は増すばかりだった、2015シーズンの小島。
しかし、同タイプの内野手である平野恵一の故障に伴い、一気にチャンスが激増。
初打席となった4/21マリーンズ戦では、貴重な追加点となるタイムリーヒット。
さらにその次のチャンスとなった4/28イーグルス戦では、猛反撃のきっかけとなるツーベースと、一定の結果は出していた。
しかし、ここからがいただけなかった。
というのも、その二試合以降は起用された6試合すべてでノーヒット。（うち二試合はスタメン）
極めつけは5/30のカープ戦での代走時。
クセなど見慣れない永川投手の初球でスチールして失敗。
流れをみすみす手放し、次の回で勝ち越されて敗戦。
（結局、このカードで喫した三タテが森脇政権にとどめを刺した）
コレが、小島への風当たりの強さを決定づけたと思う。
その他にも、俊足を活かしたいはずなのにポコーンと上げてしまうアウトが多数だったり、代打で出せども出せども結果が出ない、代走で出せば盗塁死（未だ成功率.400。盗塁は.700成功して一人前なので、遠く水準に及ばない）、おまけに守備も決して上手いとは言えない、なのに二軍にはほとんど落ちずに一軍に居続ける姿に、逆風は増すばかりだった。
せっかく二点タイムリーを放った7/5のホークス戦（約二か月ぶりの安打）でも、その他の打席内容（内野ポップフライ）があまりにもひどく、印象を好転させるには至らなかった。
■小島は「これから」が大事になってくると思う。
だからこそ、今回活躍できた小島はこれからが大事だと思う。
正直、この二試合の活躍ぐらいでは取り返しきれないほど、小島はもっともっと結果を出す必要がある。
（せめて打率.250は欲しい。8/10現在の打率は.182。）
そのために一つ。
彼の意識で「変わってほしい」と思うところがある。
先ほどのインタビューで、彼は「アピール」という言葉を口にしていた。
だが、それは「二軍」から一軍に上がるためにやること。
「一軍」ではチームの勝利に結びつくような結果しか要らない。
主力になっている選手で、一軍で「アピール」という行為をしている人間は一人もいないはず。
チームの勝利に結びつく行為が「アピール」にも繋がっているというだけであってね。
もっと言うと、既に「アピール」ができているから一軍の戦力として見られているわけで。
小島の脚がセールスポイントなのはバファローズファンなら誰もがわかっていること。
だからこそ、アピールのためにしか見えないような「無茶なギャンブル臭のするプレー」ではなく、確実に結果が欲しい。
■小島には、この逆風を跳ね返しきってほしい。
このライオンズ戦では、「アピール」ではなく、「結果」で魅せることができた小島。
「結果」を出し続ければ、自ずとチームの勝利にも結び付くし、もちろん「アピール」にも繋がるし、逆風も変わってくると思う。
一軍にいる以上、ぜひとも「結果」を出し続けてほしいと思います。
同級生なんで、だいぶ熱のこもった記事になりました。
安定した結果が出れば、確実にその脚は相手にとって脅威になるはず。
がんばれ！小島！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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