オリックス三輪コーチ、本塁ブロック禁止のルール改正「予想以上」＜バファローズ最新ニュース＞

オリックスが秋季練習練習を行うほっと神戸に２８日、審判員２人が訪れ、首脳陣と捕手陣に、本塁ブロックを禁止するルール改正を説明した。捕手（本塁ベースカバーの投手、野手も同様）は、送球を捕球するまで、走者の走路を妨げる位置（ホームベースの三塁側）に立ったり、膝を落とすことが許されなくなる（オブストラクションと判定する）という。本塁での危険な衝突を禁じる、とするルール改正の方向性は、ＮＰＢや選手会の間で定まっていたが、説明を受けた三輪バッテリーコーチは「予想以上」と感想を漏らし、福良監督は「ベースが空くことになるんだから、ランナーが有利になる」と推測した。

　捕手は野手の送球をホームベースの前で捕球するので、“追いタッチ”の形が増える。ある捕手は「“追いタッチ”は走者の勢いに負けているように（審判に）映るので、セーフと判定されることが多かった。捕手としては、走者のタックル禁止だけでいいのに、と思う」と捕手不利の状況を危惧。ほかの選手は「来年は間違いなく得点が増えますよ」と指摘した。若手主体の宮崎フェニックスリーグでテスト導入されていたが、福良監督は「ホームはセーフになることが多かったという報告を聞いている。捕手にタッチの練習をさせないと」と新ルールへの対応に迫られた。

（ソースはスポーツ報知）