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オリックスが土壇場の９回に４点差を追いつき、引き分けに持ち込んだ。敗れれば、最下位相手に今季初の同一カード３連敗だったが、驚異的な粘りで首位の意地を見せた。中嶋聡監督は「よく追いついたと思います。本当に。数あるチャンスもあったので、ちょっと悔いが残りますけど、本当に最後はよく打ったと思います」とナインをたたえた。

　９回１死無走者から福田が四球を選び、宗の左前打で一、二塁。吉田正の２点適時二塁打で２点差に迫った。迎えた４番の杉本が、Ｂ・ロドリゲスから左翼席に同点２ランをぶち込んだ。自身６試合ぶりの２２号アーチでチームを救った“ラオウ”は「北海道に来てから、ずっとやられっ放しだったので、悔しかった。今日は絶対に勝ってやろうと臨んでいたし、勝てなかったけど、追いつけたのは良かったと思う。負けそうな雰囲気だったけど、向こうの抑えから４点を取って追いつけたので、明日からのホークス戦につながると思う」と力を込めた。

　指揮官は「次に（つなぐ）という気持ちが非常に大きく出たゲームだったと思う。できることなら、最初からいきましょう」と苦笑い。５回の２死一、三塁、７回には２死満塁の好機で得点できなかったことを指摘しつつも、奇跡的な同点劇に留飲を下げた様子だった。

　先発の竹安は、３回２／３を２失点で８１球を要して早期降板。「もっと長いイニングを投げたかったし、中継ぎ陣に迷惑をかけることになってしまって申し訳ない。カウントを悪くしてしまったり、守備の時間が長くなってしまっていたので、もっと自分のカウントで勝負して、攻撃につながるようなピッチングがしたかった」と反省した。今カードでは先発がいずれも５回を持たず試合を作れなかっただけに、中嶋監督は「先発が５回前にあがっちゃってるっていうのは、中継ぎに負担がきている部分がある。明日から、何とかそういう部分を頑張ってもらいたいと思う」と修正を期待した。

　救援陣も計４失点と踏ん張れなかったが「点を取られたことは、僕の代え方の問題だと思う。継投のミスという言葉を使ったら、選手がかわいそうになるので。出す選手、皆、信じて出している。でも点を取られて、それがのちのちのあれ（敗因）だとしたら、僕の代え方が悪かったということだと思う。投げた投手には反省するところはもちろん反省してもらいますけど、そこに関して責めることはしたくない」と責任を背負った。これで貯金は「１０」。試合のなかった２位・ロッテとのゲーム差も「１・５」をキープした。

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　 ⇒【オリックス】ラオウ弾など９回４点差追いつく首位の意地　今季初の同一カード３連敗阻止

珍しく、継投のところについて自身の責任に言及しましたね。もちろん「前からあったことで、もっと早く…」とは外からは思ってしまいますが、今からでもいいから、同じ失敗をしないようにはしたいですよね。

ほんでもちろんですが杉本。勝負所で良く打ってくれたと思います。ここ最近、率はあるものの物足りない打席も多かった中ですから、ここからまたもうひと踏ん張り、ですね。

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