こんにちは。オリックスバファローズ最新ニュース管理人のHALです。
本日はコラムをお送りいたします。

今回のテーマは、来季に復活をかけるリリーバー、比嘉幹貴投手です。

■衝撃の、75%ダウン提示。

巷では、ジャイアンツ杉内投手の90%ダウンの提示が話題になっている。
もっとも、この金額には彼自身の自主的返納的な意味合いも強く、むしろ気概を感じたっていうのが私の感想。

その約1週間前、バファローズでも75%ダウンという提示を受けた男がいた。

…比嘉幹貴。
バファローズが誇る、必殺のリリーフ投手である。
6000万から、来季年俸は1500万へ。
本当に、衝撃的な金額だった。

この金額は、球団の非情さを感じた一方で、右肩関節唇の手術というものがいかに大きな出来事かということをうかがわせた。

■故障者続出の、第一号だった比嘉。

思えば、今年の比嘉は、チーム故障者第一号だった。
キャンプの序盤で右肩違和感を訴え、別メニュー調整。

ただ、このときは、「まぁシーズン前でよかったわー。ずっと投げてたし大変やったよなー。 」ぐらいにしか思っていなかった。
なんせ肩やし、絶対に慌てないでほしい。そう思っていた。

■チーム状況に、焦りもあったのかな…

比嘉がいない間、チームはダントツの最下位を走り続けた。
比嘉がいない間、彼をジョーカーと称して重用していた森脇監督は、監督の座から去った。
このことが、本人の焦りにも繋がったのかもしれない。

正直、二軍でも大した結果が出ていなかったが、交流戦明けの6月19日に一軍復帰。
もしかしたら、一軍の試合ならアドレナリンが出て、うまくいくのかもしれない。
私はそんな淡い期待を抱いていた。

しかし…

6/20ライオンズ戦、一イニング2失点。
この時点では、まぁ、病み上がりやし…次どうなるかやな…って思っていた。

しかし、6/27マリーンズ戦、ひとつのアウトも取れず、3失点。
私は、この時点でもう比嘉を投げさせてはいけないと思った。
一軍の試合で出るアドレナリンに、彼の身体が耐えられる状態でないのは、誰の目にも明らかだった。
事実、マリーンズ戦の解説をしていた小宮山悟氏に、「こんな状態で起用しているベンチが心配」という酷評をされるほどの状態だったわけだ。

…私は、今でもこの時点で抹消していれば…と本気で思っている。

■幻想に囚われたまま過ごした、取り返しのつかない1か月。

それなのに、チームは彼を一軍に帯同させ続けた。
いつかやってくれる。苦しいときの比嘉頼み、じゃないか。
そんな幻想に囚われたまま、6試合。
彼はそのうち4試合で失点した。

ずっと調子が悪いのに、こともあろうか7/15マリーンズ戦では、イニングまたぎをした。
コレが結局トドメになってしまったのか、次の登板まで2週間が空くことになる。

そして7/28。
金子の緊急降板を継ぐ、という無理な登板の結果、ホールドこそついたものの、またも失点。
首脳陣は、ここでようやく比嘉の登録を抹消した。

■恐れていた事態が起きた、8/11。

ゆっくり、調整したらいいや…と思っていた8/11。
比嘉の右肩関節唇手術、のニュースが飛び込んできた。

マジで、このニュースを聞いた瞬間、私は怒り狂った。
何してくれとんねん、ボケが。コレぐらいのことは確実に言っていたと思う。
関節唇の手術がいかに重大なものかは、ハンカチ王子が既に証明しているからね。

おそらく、高山前コーチのクビが飛んだのは、これが最大の原因だと思う。
球団の大事な宝を、理解不能な起用で壊したのだから。

■それでも私は、こともなげに火を消していく、あの比嘉の姿を待っている。

比嘉は現在もリハビリ中。
正直、不安でしょうがないと思う。
関節唇の手術は、本当に復活例が少ない。
だからこそ、あんな大減俸になったわけだし、球団からも事前説明があったのだと思う。

発表された全治日程まで、あと一か月。
正直、キャンプでは投げられるのか、不透明な部分もある。
本人の言葉通り、来年は失敗できないと思う。
再起不能と判断された場合、それは選手人生の危機に直結するのは間違いない。

それでも、私は満塁で出てきて、こともなげに火を消していく、あの比嘉の姿を待っている。

比嘉の存在感は、そんじゃそこらの投手では敵わないモノがある。
だからこそ、必ず、帰ってきてくれるものと信じている。
ホームグラウンドで、ハイスタのstay goldが鳴り響くそのときを、私は待っている。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

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